【エルフィンS】関東馬エリカエスティーム侮れない存在

2024年2月2日 05:12

 【東西ドキュメント・栗東=1日】4年ぶりに京都で開催されるエルフィンS。20年に制したデアリングタクトはのちの3冠牝馬だった。出世レースとして名高く、関西圏でのレースとあって勝ち馬は関西馬がズラリ。関東馬は出走すら珍しく、今年もエリカエスティーム1頭だけ。ただ、坂田はこの馬が気になっていた。先月18日に栗東入りし、前日の最終追いは馬なりで坂路4F52秒5~1F11秒9の好時計。厩舎周りの運動を終えた時間帯を見計らって出張馬房に向かった。

 栗東での世話役・佐藤正助手は「最初は慣れない感じだったけど、他の厩舎の馬もいて1頭じゃなかったので。もうルーティンはできている」と好気配を伝えた。宮田厩舎の栗東滞在といえば、昨秋のエリザベス女王杯で厩舎に初のG1タイトルをもたらしたブレイディヴェーグを思い出す。あの経験が今回も生きている。「加速力があって、いい馬」と素質を評価していて、侮れない存在だと感じた。

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2024年2月2日のニュース