【フェブラリーS】杵臼牧場生産馬 テイエムオペラオー以来23年ぶりG1V オーナーは31年目悲願達成

2024年2月19日 05:28

<フェブラリーS>レースを制したペプチドナイルの藤岡佑はガッツポーズ(中央)=撮影・村上 大輔

 杵臼牧場(北海道浦河町)の生産馬は99~01年にG17勝をマークしたテイエムオペラオー以来、23年ぶりのG1勝利。鎌田正信共同代表(44)は「オペラオーの頃は、まだ私は学生で家業を継ぐことも決めていなかった。その走りを見て家業を継ごうと背中を押してもらったんです。昨年から共同代表に就任し、これまでやってきた努力が報われました」。

 22年ホープフルSではトップナイフが鼻差2着に惜敗。「首の上げ下げ。悔しかったのでG1を勝ててうれしい。まだ現実感がない感じです」と喜びをかみしめた。

 ペプチドナイルを所有する沼川一彦オーナー(80)も東京競馬場で喜びを爆発させた。

 馬主歴31年目での待望の重賞初制覇がG1タイトル。熊本市内で健康食品メーカー「ペプチド・プリマ」を経営する同オーナーは「前走が案外でしたが、前夜に(瀧子夫人と)“きっと勝てるよね”と話していたんです。杵臼牧場さんにはいつも一番のお薦めを選んでいただき、感謝しています」と語っていた。

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