【NHKマイルC】アスコリピチェーノ 最高の95点 桜花賞2着から巻き返す

2024年4月29日 05:30

NHKマイルC出走馬採点表

 過去10年の傾向から勝ち馬を導き出す「G1データ王」は5項目、各20点満点のポイント制で勝ち馬に迫る。今年の3歳マイル王決定戦「第29回NHKマイルC」は多彩な顔触れでハイレベルの様相だ。大阪杯ベラジオオペラから桜花賞ステレンボッシュ、皐月賞ジャスティンミラノ、昨日の天皇賞・春テーオーロイヤルまで推奨馬が4連勝中と今春G1絶好調の当コーナーにぜひ注目を。桜花賞2着から臨むアスコリピチェーノが最高得点となった。

 【ステップ】
 皐月賞が【2・1・1・9】と好成績。そのうち5着以内馬に限ると【2・0・0・0】だから大威張りだ。皐月賞3着のジャンタルマンタルは20点、同16着のウォーターリヒトは15点。桜花賞は【2・2・0・13】で、5着以内に限ると【2・1・0・3】と連対率50%。桜花賞2着のアスコリピチェーノのみ20点。これ以外のレースを使ってきた馬は10点とした。

 【前走人気】
 前走1番人気馬が【5・4・1・16】で連対率35%。該当馬は過去10年で10度馬券に絡んでいる。20年9番人気ラウダシオン(前走ファルコンS2着)などが伏兵視されながらも勝っていて軽視できない。該当馬は20点、それ以外は15点。

 【前走着順】
 前走5着以内だった馬が【10・8・7・92】。前走6着以下から巻き返した馬は5頭いるが、そのうちの4頭が重賞3着以内の実績があった。22年に18番人気3着と激走したカワキタレブリー(前走アーリントンC11着)も前年のデイリー杯2歳S3着馬だった。前走5着以内馬が20点、前走6着以下で重賞3着以内の実績があった馬は15点、それ以外の馬は10点。

 【前走上がり&位置】
 勝ち馬10頭中8頭が前走の上がり3Fの順位が5位以内だった。そのうち前走4角5番手以内だった馬が【5・3・1・28】。ある程度、前めの位置から速い上がりを使えるのが理想だ。ともに該当する馬が20点、片方だけ該当する馬が15点、それ以外が10点。

 【新馬勝ち】 
 勝ち馬10頭中8頭がデビュー勝ちを飾っていた。他2頭も3戦以内に勝ち上がっていて、早くから頭角を現している馬が強い。デビュー勝ちした馬が20点、2~3戦目で初勝利を挙げた馬が15点、4戦目以降が10点。

 【結論】 
 合計得点トップは95点のアスコリピチェーノだ。桜花賞2着で初黒星を喫したが、勝ち馬とは僅差で2歳女王の実力を示した。マイルなら牡馬相手でも主役は譲らない。(データ班)

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