【NHKマイルC】ノーブルロジャー 新コンビ松山を背に鋭伸「乗りやすくて利口」
2024年5月2日 05:28 初コンタクトで好感触を得た。ノーブルロジャーの最終追いは新コンビを組む松山を背に坂路で馬なり。コンクイスタ(4歳2勝クラス)を2馬身ほど追走。ラストはグイッと伸び、首差先着した。鞍上は「とても乗りやすくて利口な馬ですね。人間のアクションにしっかり応えてくれました」とOKジャッジ。吉岡師は「併せに行った時にどういう反応をするのかを確認してもらい“馬の横でもきっちり我慢できた”ということでした。前回よりメンタル面の成長が見られますね」と手応えをつかんだ。
先週土曜に坂路で4F50秒8の自己ベストを更新した。ラスト2Fが11秒9→11秒9と出色の伸び。既に臨戦態勢は整っている。「肉体的にもしっかりして手加減なく調教ができています」ときっぱり。最終追いは4F55秒1の微調整。納得の仕上がりを見せる。
前走の毎日杯は勝ち馬メイショウタバルに6馬身差の2着。吉岡師は「重馬場に少し適性がなかったかな」と敗因を分析した。次の舞台は東京マイル。「レースの流れによってポジションは前でも後ろでも対応できます。前半うまく運べれば、後半はいい脚を使えるので」と条件替わりを歓迎。デビュー2連勝で繰り出した強烈な末脚をG1でも発揮する。
《松山調教に復帰》4月20日の京都競馬で落馬負傷し、頭部負傷の診断を受けていた松山弘平(34=フリー)が1日、栗東で調教騎乗を再開した。松山は「たくさんの方にご心配をおかけしました。調教で4頭に騎乗させていただいて全く問題なかったです。今まで通り、万全の状態で騎乗できそうです。また今週から頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」と話した。今週のNHKマイルCはノーブルロジャー、京都新聞杯はファーヴェントに騎乗する。