【マーメイドS展望】ミッキーゴージャス 得意舞台で躍動
2024年6月9日 18:40 牝馬限定のハンデG3「第29回マーメイドS」(芝2000メートル)は16日、京都で行われる。
96年に創設され、当初は負担重量が別定だったが06年にハンデ戦に変更。それ以降の勝ち馬18頭のうち8頭が前走3勝クラス組で、前走2勝クラス組も2頭いた。前走条件戦組はハンデの恩恵があり、逆にオープン特別や重賞で好走しているメンバーにとってはハンデとの闘いにもなる。10日に発表されるハンデに注目だ。
ミッキーゴージャスは昨秋の夕月特別、修学院S、今年初戦の愛知杯と3連勝で重賞初制覇。牡馬相手の前走大阪杯は14着に敗れたが、それもいい経験になったはず。この舞台は修学院Sで経験済み。適度に間隔を空け、稽古の動きはいい。牝馬限定に戻って2度目のタイトル奪取を期す。
コスタボニータは前走福島牝馬Sで重賞初制覇。しまい、ひと押しが利いた。3走前の愛知杯がミッキーゴージャスより1キロ重いトップハンデタイ55キロを背負ってコンマ2秒差3着。あの内容なら2000メートルでも割り引かなくていい。
エーデルブルーメは祖母がビワハイジで名牝ブエナビスタのめいっ子にあたる良血。3勝クラスの勝ちっぷりが良く、軌道に乗った。セントカメリアは牡馬相手の都大路Sで3着。しまいの脚に磨きがかかっている。