【ラジオNIKKEI賞】ヤマニンアドホック混戦断つ 超軽量狙えず軸は54キロ以上から
2024年6月25日 05:18 過去10年の傾向から勝ち馬を探る「up to データ」。今週は3歳重賞「第73回ラジオNIKKEI賞」を分析する。1番人気が7連敗中の荒れるハンデ戦。夏の福島開催開幕週を飾る名物G3を緻密なデータ解析で攻略しよう。
【前走】前走クラス別ではオープン(リステッド含む)組が【5・2・1・25】と好走率が高い。最も出走頭数が多い1勝クラス組は【3・5・4・48】。うち2着以下だった馬は一頭も連対していないことは覚えておきたい。重賞からの臨戦ではG3組が【0・0・0・8】と壊滅。一方、G2は【2・0・1・13】、G1は【0・3・3・16】と出走頭数の割にはしっかり馬券に絡んでいる。また、前走2桁着順だった馬は37頭が出走して未勝利。
【ハンデ】52キロ以下の超軽量は【0・0・1・23】と狙えない。53キロ【1・4・4・31】も勝ち切れておらず、軸は54キロ以上から選びたい。54キロ【4・4・2・30】、55キロ【3・2・1・13】が基本線だ。トップハンデの勝利は15年アンビシャス(56・5キロ)、18年メイショウテッコン(56キロ)の2頭がいる。
【脚質】小回りコースの開幕週とあって前、内が有利。前走の4角位置別では1番手(4角先頭)の馬が【3・4・2・15】と好成績。単複回収率がともに130%を超える。一方で、スパッと抜けきる切れ味がある馬も活躍。前走の上がり3Fがメンバー1、2位の馬が【8・3・3・36】なので、このデータも重要視したい。
【レース間隔】夏場なので調整過程も大事になる。前走から中3週以内だと【0・1・・2・23】と厳しい。勝ち馬は全て1カ月以上の間隔を確保していた。ただし、3カ月以上の休み明けの馬も未勝利。
【結論】ヤマニンアドホックが中心だ。前走の山藤賞では今回も人気の一角と予想されるショーマンフリートに1馬身差をつけ逃げ切りV。その自在性は混戦でこそ真価を発揮する。相手筆頭は18年メイショウテッコン、22年フェーングロッテンと同様に白百合Sを逃げ切ったミナデオロ。