【函館5R新馬】1番人気マジックサンズがV  佐々木「加速した時の脚は他の馬とは違っていました」

2024年7月7日 13:00

 7日の函館5R・2歳新馬(芝1800メートル)は、中団から進出した1番人気マジックサンズ(牡=須貝、父キズナ)が直線で外を力強く伸び、デビュー勝ちを飾った。

 前半5F65秒4の超スローペースを最後はねじ伏せて突き抜ける圧巻のパフォーマンス。騎乗した佐々木は「ゲートが少し良くなくて、思ったポジションは取れませんでしたが、調教の感じから惰性をつけて動きたいと思っていました。3~4コーナーで加速した時の脚は、他の馬とは違っていました。抜け出して気を抜く面があるので、その辺りが良くなってくれば。最初の1コーナーはめちゃくちゃ狭かったけど、強いです」と絶賛した。

 半姉に昨春桜花賞2着のコナコースト(父キタサンブラック)がいる血統馬。管理する須貝師は「函館芝18000メートル新馬戦の勝ち馬」からはゴールドシップ(12年有馬記念などG16勝)、ローブティサージュ(12年阪神JF)、ソダシ(21年桜花賞などG13勝)など多くのスター馬が勝ち上がってきた。須貝師は「あのスローを差し切るんだからね。もう少しいい馬場で走らせてあげたかったけど、よくこの馬場(やや重)で頑張ってくれた。行きたくなかったので、理想的な勝ち方だった」と笑みがこぼれた。続けて「札幌2歳S(8月31日、札幌)に行くかはオーナーと相談します」と今後の指針を飾った。

 ゴールドシップ、ソダシも歩んだエリート路線を歩むのか。須貝厩舎の出世舞台の函館から、逸材がまたまた出現した。

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