【盛岡12R・クラスターC】ドンフランキー雪辱の逃走劇

2024年8月14日 09:30

昨年2着の雪辱を果たすドンフランキー

 12日に開催予定だった第6回盛岡競馬2日目は、台風5号の影響で14日に順延され代替開催となった。メインのJpn3「第29回クラスターC」は発走時間が変更され17時5分ゲートイン。JRA所属馬5頭を含む13頭立てで行われる。

 過去10年で9勝のJRA勢が今年も有力だ。(7)ドンフランキーが昨年2着の雪辱を果たす。二の脚の速さからハナを奪った昨年だが、4角でコースを選んだことで内を空けるミス。勝ち馬のリメイクにインを突き抜けられてしまった。それでも3着に3馬身差の2着を確保。久々だが不安はなく、道悪巧者だけに台風通過による馬場悪化も歓迎材料。今度は逃げ切る。

 重賞初挑戦のコスタノヴァが侮れない。休養を挟みながら3連勝でオープン特別もV。自身初の6Fだがスピードはこの相手でも見劣らない。ジレトールは出遅れた前走を追い込んでオープン特別を2連勝。脚質に幅が出たのはプラスだろう。武豊がどんな乗り方で挑むのか注目だ。東京スプリント2着のクロジシジョー、昨年の地方交流重賞で好走していたケイアイドリーはともに久々だが好走可能。

 ▼サンエイウイング(佐藤浩師)暑さの割にはいい状態を保っている。地元馬同士なら好レースになると思うが、このメンバー相手となるとどうか。

 ▼ジレトール(松永幹師)1週前にしっかりやった。その動きが良かった。差す競馬が板についてきていい形ができてきた。今は状態もいいので重賞でどこまでやれるか楽しみ。

 ▼ルチルクォーツ(菅原右師)取り消し明けだけど状態は悪くない。相手は厳しいと思うけど、前走の水沢1300メートルをレコードタイムで勝った馬として頑張ってほしい。

 ▼アヴェントゥリスト(木村暁師)毎年夏バテするところがあるけど今年はそんなこともなく出来はいい。この馬の力を出して一つでも上の着を狙いたい。

 ▼スペシャルエックス(田中淳師)前走を勝って状態は良くなっている。昨年、このレースに参戦(7着)した時はハナにこだわるレースで中央馬相手にスピード負けしていた。今では控える競馬を覚えたので昨年以上の成績もあるかなと思っている。あとは中央馬に有利な盛岡の軽い馬場にどう対応するか。

 ▼ゲンパチプライド(畠山師)このメンバーだし強気なことは言えません。無事に走ってもらえれば。

 ▼ドンフランキー(斉藤崇師)3週続けてCWコース併せ馬で負荷をかけて動きも良くなっています。間隔が空いても力を出せるタイプ。ワンターンの1200メートルの心配もない。

 ▼ユニコーン(千葉幸師)今回は連闘になる一戦。この相手となると厳しいと思う。狙いは次だと思う。

 ▼ケイアイドリー(村山師)海外から帰国後も順調に調整は進められているが、休み明けの割り引きは必要かもしれない。(海外では)環境が違って力を出し切れなかった。どこからでも競馬ができる強みを生かしたいですね。

 ▼キモンリッキー(板垣師)夏負けしていた去年の今頃とは状態が違っている。メンバーはそろっているけどこの馬なりの走りを見せてくれれば。

 ▼クロジシジョー(大林助手)前走は初めての交流重賞だったが、地方の砂に対応してくれた。器用に競馬ができて、軌道に乗ってきた。以前は体調の浮き沈みが激しかったが、今は安定してきました。

 ▼コスタノヴァ(太田助手)前走は強い相手に勝ち切ってくれた。力をつけている印象。最近は二の脚が若干、鈍っているのが1200メートルになる今回は気がかり。周りも速いだろうし、今までのスタートだと少し忙しい競馬になるかも。状態としても(8日に)追い切ってもう一段、持ち直してくれれば。

 ▼ビクトリールーラー(斎藤雄師)今回は休養明けだからね。できればもうひと追い欲しかった。相手も相手だし、この馬の経験になってくれればだね。

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