【新潟2歳S】コートアリシアン絶好気配! スピード感満点11秒7「動きにメリハリがだいぶ出てきた」
2024年8月22日 05:24 東京マイルで新馬Vを飾ったコートアリシアンは午前5時、開門直後の涼しい時間にWコースへ。スピード感満点のバネの利いたフォーム、5F68秒1~1F11秒7で駆け抜けた。体もキリリと引き締まって、絶好の気配だ。黒崎助手は「予定より速い時計になりましたが、気持ちも入っていてちょうどいい。動きにメリハリもだいぶ出てきました。落ち着きも出て、いい精神状態で臨めそうです」と成長を感じ取っている。
現2歳が初世代の新種牡馬サートゥルナーリア(19年皐月賞など重賞4勝)にJRA初白星をプレゼントした新馬戦は圧巻だった。ゲートこそ出遅れたが、3角手前で中団に押し上げ、残り1F手前からのステッキに応えて5馬身差圧勝。上がり3F33秒3の非凡な瞬発力を見せた。同助手は「能力があるのは感じていましたが、思った以上にいい競馬をしてくれました」と評価。コンビを組む菅原明も「真面目すぎるぐらいの馬なので折り合いは鍵になりますが、初戦は前に壁をつくれて、その分しまいも切れました。先生(伊藤大師)から状態もいいと聞いているので楽しみです」と手応えを感じている。
新種牡馬の子が新潟2歳Sを勝てば、10年マイネイサベル(父テレグノシス)以来14年ぶり。同助手は「気持ちが乗りやすく、初戦はそれがゲートに出ましたが、普段の調教ではゲートはいい馬。コース(新潟外回り)も合うと思います」と前向きに語った。JRA初白星に続き、今度は父への重賞初Vの夢が膨らんでいる。