【スプリンターズS展望】ママコチャは連覇へ死角なし

2024年9月22日 18:58

ママコチャ

 今週の中山日曜は秋のG1開幕戦「第58回スプリンターズS」がメイン。スプリント界の強豪が集結した好カードになった。

 主役は連覇に挑むママコチャだ。昨年は極限の勝負強さを見せつけて鼻差V。春の高松宮記念(8着)は道悪に泣いたが、秋初戦のセントウルS(2着)は57キロを背負って底力を示した。叩いた上積みに加え、1キロ減の56キロと好材料ばかり。同レースG1昇格後、史上4頭目の連覇の期待が膨らむ。

 勢いではサマースプリント王者のサトノレーヴ。函館スプリントS→キーンランドCを完勝で重賞連覇。中山芝1200メートルは2戦2勝の得意舞台。短期免許取得予定のレーンとの継続コンビでG1奪取に挑む。

 トウシンマカオは前走セントウルSで鬼門だった左回りも克服。得意の右回りに戻って、悲願のG1制覇も十分。春の高松宮記念優勝馬マッドクール、昨年3着馬ナムラクレアも上位候補。

 香港からは2頭が参戦。ビクターザウィナーは春の高松宮記念(3着)は上位2頭に離されたが、スロー逃げで頑張った。その後2戦の完敗は気になるが、新コンビのモレイラで変わる可能性。4月チェアマンズスプリントプライズ(3着)でビクターザウィナーに先着しているムゲンが不気味な存在。

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