秋のダートマイル王決定戦は（1）レモンポップが連覇を飾る。昨年1月の根岸Sから前走まで【5・0・0・2】。負けた2戦は昨年3月のドバイゴールデンシャヒーンと今年2月のサウジCの海外2戦のみ。昨年はドバイからの帰国初戦だったが2着に大差（2秒0差）をつける圧勝。休み明けも苦にしないだけに、今後に向けて好発進を決める。

　逆転候補はペプチドナイル。言わずと知れた今年のフェブラリーS覇者。同じワンターンの盛岡マイル戦で先行力が十分に生きる。末脚を誇るタガノビューティーも侮れない。昨年は◎がすんなりと逃げて流れが落ち着き4着まで。先行争いが激しくなるようなら浮上可能だ。前走の白山大賞典を逃げて2着に粘ったダイシンピスケスは、距離短縮がプラスになれば面白い。前走に続き吉原騎乗のミックファイアが押さえ。

　▼レモンポップ（田中博師）併せ馬で遅れるとは思わなかった。あまり真剣に走っていない感じ。この年齢になって加減することを知ったのかな。今週はだらしない部分を見せてしまった。70点くらいの出来。余力を残して結果を出せれば。

　▼ミックファイア（渡辺和師）外厩調整から8月に入厩してきたが、ここに向けてここまでは順調に来た。トモがパンとしてきたし成長も感じる。いい結果を出したい。

　▼ウラヤ（畠山師）相手はそろっているけど前走より状態は良くなっているし、勝ちっぷりの良かった盛岡に戻って頑張ってほしい。

　▼タガノビューティー（西園正師）栗東へ帰厩してからの稽古の動きもいいし、ここを目標に順調に仕上がっています。最後は確実にいい脚を使ってくれる。自分の競馬に徹してタイトルを獲らせてあげたい。

　▼ヒロシクン（佐藤雅師）安定していい状態をキープしている。中央、他地区と全て強そうだけど、今回も悔いのないように前々で自分の競馬をさせるつもり。

　▼キタノリューオー（萱野師）前走は4コーナーまではいい感じで回ってきたけど、結果的に時計が速すぎました。上がりがかかるような流れになってくれれば理想。

　▼アラジンバローズ（新子雅師）前走よりも感じは良く、仕上がりはいい。追い切りと輸送を考えれば馬体もちょうど良くなる。マイルの距離は合うと思うし、盛岡コースも問題ない。

　▼ダイシンピスケス（清水亮助手）前走は勝ち馬に突き放されたが、久々でも先行力を見せてくれた。使って状態も上向いてきました。距離はこなせると思うので、スタートを決めてスムーズに流れに乗りたい。

　▼キタノヴィジョン（萱野師）前走はヨーイドンの競馬になって厳しかった。間隔を空けて、大幅な上積みこそないけど、乗り込んでいい状態。展開が向いてくれれば。

　▼ゼットセントラル（菅原右師）3走前に中央交流（2勝クラス）を勝っているけど、その時よりも相手は強くなっているからね。流れが向いてもどうだろう。

　▼マイネルアストリア（関本浩師）ここに来て状態は良くなっているけど、今回は相手が強い。先行できるかどうか。

　▼ペプチドナイル（武英師）休み明け感があったが、何とか間に合った。体は前走（532キロ）と同じぐらいで出られそう。前走の船橋から盛岡に替わって条件は良さそうです。