【菊花賞 展望】ダービー馬ダノンデサイル、狙い澄ました直行ローテ 51年ぶりダービー&菊2冠制覇へ

2024年10月14日 17:37

ダノンデサイル

 2冠牝馬が誕生した秋華賞の余韻が残る京都競馬場で今週は牡馬クラシック3冠最終戦「第85回菊花賞」(20日、芝3000メートル)が行われる。

 ダービー馬ダノンデサイルが予定通り、休み明けでここへ。夏場は宮城県の山元トレセンで過ごし、リフレッシュ。9月10日に栗東トレセンに帰厩し、順調に乗り込みを重ねている。CWコースの2週前追いで6F79秒0~1F11秒6、1週前追いは6F78秒1~1F11秒4とさすがの脚力。振り返れば年明けの京成杯Vから皐月賞の競走除外(右前肢ハ行)を挟み、ダービーをものにしたように休み明けを苦にするタイプではない。73年タケホープ以来、51年ぶり史上2頭目(3冠馬と43年オークス&ダービー&菊花賞を制した変則3冠牝馬クリフジを除く)のダービー&菊花賞2冠制覇を目指す。

 メイショウタバルは神戸新聞杯Vで本番に弾みをつけた。ダービーはレース2日前に左後挫石で無念の出走取消。毎日杯Vを見ても能力の高さは間違いない。スムーズに折り合い、気分良く走れば距離の融通は利きそう。

 アーバンシックはセントライト記念を快勝。夏を越して心身ともに成長がうかがえ、脚質に幅が出た。母の父ハービンジャー、父スワーヴリチャードの血統から距離延長は望むところだ。

 コスモキュランダは1番人気に支持されたセントライト記念(2着)で早めに動き、結果的にアーバンシックに捉えられたものの休み明けで、あれだけ動ければ十分。当然、叩いた上積みがある。

 他にも神戸新聞杯3着ショウナンラプンタ、条件戦を勝ち上がったアドマイヤテラ、シュバルツクーゲル、ヘデントールなど楽しみなメンバーがそろっている。

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