【佐賀・第7回ウインターチャンピオン】8日発走 テイエムフェロー重賞4度目Vへ! 予想印を公開
2024年12月7日 12:00 古馬短距離路線、今年最後の佐賀スプリント王決定戦にあたる重賞「第7回ウインターチャンピオン」(距離1400メートル・1着賞金400万円)が8日6R(18時5分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。来年1月12日地方全国交流重賞「第4回ゴールドスプリント」につながる注目の一戦だ。
◎③テイエムフェロー 22年5月中京でデビューして中央の短距離路線を歩み2勝。今年2月佐賀に移籍してくると2戦目の1400メートル戦から1300、1400メートル戦と3連勝を果たした。その後4月1400メートルのA1・A2特別3着を挟み、初の中距離1800メートル戦の5月「佐賀スプリングカップ」を逃げ切って重賞初出場初V。続く6月1300メートル新設重賞「佐賀がばいスプリント」は2番手から早めに抜け出し重賞2連続Vを飾った。そして7月1400メートル「吉野ヶ里記念」も堂々と逃げて重賞3連覇を達成した。9月1400メートル指定交流「サマーチャンピオンJpnⅢ」、11月1400メートル指定交流「JBCスプリントJpnⅠ」はJRA、地方他地区強豪勢におよばなかったものの前走11月A1クラスの1300メートル戦は逃げ快勝。佐賀勢同士なら勝負強さは一枚上。重賞4Vへ主導権を渡さないとみた。
◯①トゥールリー 昨年6月にデビューして9月2歳「九州ジュニアチャンピオン」で重賞初V。今年3歳初戦の1月3歳新設重賞「佐賀若駒賞」、続く2月3歳「飛燕賞」を制して重賞3Vを達成した。4月佐賀3歳3冠重賞「佐賀皐月賞」と5月「栄城賞」は好位からVを狙い2番手で最終コーナーに入ったが、どちらもしまい伸びを欠いて4着。6月1400メートル3歳重賞「佐賀ユースカップ」は1400メートル戦でオンリエドと先陣争いを演じた。そこでロスが生じたのかムーンオブザサマーに早めに捕まり2着。9月佐賀3歳3冠ラスト「ロータスクラウン賞」も果敢に逃げるが直線でかわされ3着。11月「JBCスプリントJpnⅠ」は最下位に終わった。それでも前走11月1750メートルB級特別「霜月特別」は逃げ切りに成功。出脚は秀逸で前々につけられるのは強み。あとはどう流れに乗るかが重賞4Vへ大きな鍵を握る。
▲④テイエムフォンテ 21年10月阪神芝でデビュー。ダートで2勝を挙げて今年6月佐賀に転籍。転厩初戦から2連勝すると7月「吉野ヶ里記念」で重賞デビュー。逃げたテイエムフェローから2馬身差に迫る2着と善戦した。9月「サマーチャンピオンJpnⅢ」は10着に終わったが、連闘で臨んだ1750メートルB級特別の「長月特別」、前々走1400メートルのA2級戦の「詠月賞」を2連逃。そこから10月1400メートル重賞「佐賀オータムスプリント」に挑み逃げたロードミッドナイトからクビ差まで迫る2着。そして前走11月1300メートルA1・A2特別の「松浦川特別」はしまい力強く伸びてロードミッドナイトを捕らえリベンジを果たした。自在性は豊かで争覇圏内にいる。
☆⑥ロードミッドナイト 20年9月中山でデビューしJRA時代の勝ち星は全30戦で2勝のみ。今年4月に高知へ移籍すると転入初戦の1400メートル戦、続く1600メートル戦を連勝。だが、その後は快音が聞かれず10月に現在の佐賀へ。転厩初戦は重賞「佐賀オータムスプリント」だったが、スタート後にグイグイ前へ出てレースを引っ張るとそのまま押し切り重賞初挑戦で重賞初Vを飾った。前走11月「松浦川特別」はロードミッドナイトに捕まり2着も佐賀短距離適性は十分で重賞2Vに照準を合わせる。
△⑪オールスマート 18年6月大井でデビュー。大井では7勝を挙げ今年2月に佐賀へ。佐賀では転厩2戦目から5連勝をマークすると6月園田820メートルの「園田FCスプリント」で重賞初挑戦。好ダッシュ一気に押し切って6連勝で重賞初Vをもぎ取った。続く7月船橋1000メートル重賞「習志野きらっとスプリント」でも3着に入ったが、前々走9月「サマーチャンピオンJpnⅢ」は最下位に沈んだ。そこから約2カ月空いて前走11月1400メートルA1・A2特別「嘉瀬川特別」は逃げたフェブキラナから0秒2差の2着と上々の内容。佐賀では900メートル戦がベストの感があるが、1400メートル重賞でも一発を秘めている。