25年の南関東重賞第1弾「第17回川崎マイラーズ」（S3）は3日、川崎競馬場で行われる。スポニチ本社予想の大沢太久は（8）コンシリエーレが移籍初戦を白星で飾ると踏んだ。矢内浩美は叩き3戦目で上昇ムードが漂う（3）ギャルダルで勝負を懸けた。

　（8）コンシリエーレで勝負する。2歳時、JRAでデビュー2連勝を飾り、翌年2月に行われたサウジダービーでも3着に健闘。その後は休養を挟みつつ条件クラスを勝ち上がり、一昨年春にオープン特別を制した。一連の戦歴から南関限定重賞ならワンランク上の素材だ。前走から約1年半のブランクがあるが、昨年12月の調教試験で大井千二1分12秒8の超抜タイムをマーク。衰えはないとみる。全5勝が左回りで、小回り向きの先行力も完備。川崎適性も問題ない。強気の運びで転入初戦を白星で飾る。

　アランバローズが逆転を狙う。川崎マイルは全日本2歳優駿勝ちを含む計3勝を挙げる得意舞台。2着に2秒以上の差をつけた前走も圧巻だった。ここもけれん味のない逃げでV争いを演じる。近況、充実著しいムエックスが3番手。ギャルダルの食い込みに注。

　▼アランバローズ（林正人師）前走後もいい意味でのピリッとした感じを維持している。枠は気にしていなかったが、この枠を引いたら行くしかない。自分の競馬をするだけ。

　▼ギャルダル（川島一師）無理使いしないで来たので年齢的なものは感じない。休み明けを2回使って状態も上がっている。昨年2着だから今年は結果を出したい。

　▼オメガレインボー（小久保師）状態が良くなっている雰囲気がある。前に行かない方がいいし、じっくりためて末脚勝負でどんな結果になるか。

　▼コンシリエーレ（辻野師）調教試験も馬なりで動いたし力は出せそう。JRAでの実績通りの力を出せれば楽しみ。

　▼デュードヴァン（坂井師）順調に来ているが追い切りが物足りなかった。それでも力は出せる出来。今回はブリンカーを外して連覇を目指したい。

　▼リンゾウチャネル（荒山師）年齢的な衰えは感じないし、太かった前走を使って状態はアップしている。川崎は合うし今回はいい競馬になりそう。

　▼ルコルセール（内田師）前走は出遅れたがレース内容は良かった。元気いっぱいだし今回は楽しみ。