【京成杯】末脚魅力キングノジョー中心

2025年1月14日 05:23

過去5年の京成杯勝ち馬の上がり3Fタイム

 今週は「第65回京成杯」の傾向を分析する。23年の勝ち馬ソールオリエンスが皐月賞、昨年の1、2着馬がそれぞれダービー、菊花賞を優勝と今、最も熱いステップレース。過去10年の結果から勝ち馬に迫る。

 【前走距離】前走1800メートル組が【4・1・1・31】、同2000メートル組が【6・8・9・59】。中心はこの2組だ。マイル戦から挑んだ馬は【0・1・0・16】と振るわない。昨年12月からの連続開催でタフな馬場コンディションとなっている中山。ここまでにスタミナを証明している馬を狙いたい。

 【ステップレース】最多4勝を挙げるのは新馬戦組。19年ラストドラフト、20年クリスタルブラック、21年グラティアス、23年ソールオリエンスが1戦1勝の身で重賞タイトルを手にした。また、同じ中山芝2000メートルで行われる葉牡丹賞組が次点の2勝、連対率30%と優秀だ。未勝利戦組は最多32頭が挑んだにもかかわらず、0勝と振るわない。今年は約半数の7頭が未勝利戦からの参戦。

 【上がり3F】勝ち馬10頭中9頭が本番でメンバー中3位以内の上がり3Fをマーク。過去5年に限れば同最速の馬が4勝、同2位の馬が1勝と活躍している。今年は前走でメンバー最速の上がり3Fを計時した馬が7頭。近年の好走傾向にマッチしそう。

 【結論】本命はキングノジョーで決まりだ。前走はタフな東京芝2000メートル戦の新馬戦を快勝。今後につながる控える競馬で、上がり3Fは目を見張る33秒8を繰り出した。23年セレクトセールの1歳セリ部門で3億4100万円(税込み)の値が付いた良血馬。クラシック戦線でも楽しみになる走りを期待したい。

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