【佐賀・多良岳特別】23日発走 アエノブライアン巻き返しへ全力! 予想印を公開
2025年2月22日 12:00 佐賀競馬2月23日のメインカードはA1級特別の「多良岳特別」(距離1750メートル・6R・18時5分発走)。実力馬がそろいV争いは一層、熱を帯びそうだ。
◎⑤アエノブライアン 20年9月大井でデビュー。大井では1600メートル戦3勝、1800メートル戦で4勝をマークし昨年5月佐賀に転入。3戦目の6月A1・A2級特別1800メートルの「阿蘇山特別」で佐賀初勝利。続く7月2000メートルの「佐賀王冠賞」は早めに先頭に躍り出て重賞初制覇を果たした。8月1750メートルの「九州チャンピオンシップ」で重賞連続Vを狙ったが、直線コスモポポラリタにかわされて2着。それでも11月準重賞1860メートルの「韓国岳賞」を圧勝すると、同月前々走の2500メートル佐賀最長距離重賞「九州大賞典」は直線ブルベアイリーデとの叩き合いをクビ差で制して重賞2度目のVをゲット。前々走12月1800メートル佐賀グランプリ重賞「中島記念」はシルトプレ、前走今年1月1860メートル準重賞「雲仙岳賞」はコスモファルネーゼの後塵を拝していずれも2着だったが、地力&佐賀中距離実績ともに申し分なく巻き返しへ全力を注ぐ。
◯①マナホク 21年5月門別でデビュー。門別では4勝の他に北海道3歳三冠重賞の「北斗盃」、「北海優駿」で3着に入った。翌年9月岩手に移籍すると初戦の岩手3歳三冠重賞2000メートル「不来方賞」を制した。その後は同年11月船橋に身を移して23年4月に北海道、11月には岩手に再転入した。岩手で3勝を挙げて今年に現在の佐賀へ。佐賀では3戦目の前走2月1800メートルA1・A2級特別の「九重連山特別」で直線テイエムフォンテ、トゥールリーとの叩き合いを制して初勝利をマーク。勝負根性は確かで連勝へ突き進むかに注目だ。
▲②グローリー 21年暮れ中山でデビューし1勝を挙げ22年夏、現在の佐賀に転籍。佐賀では前走まで1300~1800メートル戦で10勝をマークしている。重賞経験は6回ありVはないが、23年12月「中島記念」は2着、昨年10月1400メートル「佐賀オータムスプリント」では3着に入っている。前走1月「雲仙岳賞」は追い込んでコスモファルネーゼ、アエノブライアンに続く3着。距離や相手を問わない器用さがあって展開次第では一発を秘めている。
☆⑥ビキニボーイ 22年8月札幌芝でデビュー。2戦目の1800メートル戦で初勝利を挙げると5戦目から3戦はダートを経験。翌年2月に兵庫へ移籍。4勝をマークし3月兵庫1400メートル3歳重賞「兵庫ユースカップ」では2着に入った。その後JRAの舞台に戻り芝の中長距離戦とダート中距離戦で奮闘するが振るわず昨年10月に佐賀へ。佐賀ではA2級とA1・A2級の1400メートル戦を連勝すると3戦目の前走12月A1級特別の1750メートル「宝満山特別」はゴール前でしぶとくグローリーを捕らえて3連勝。だが、余勢を駆り臨んだ12月重賞「中島記念」は6着止まりだった。年が明け1月前2走はA1級、A1・A2級特別の1400メートル戦を使って3、2着。状態は悪くなく、ひと息入れられる中距離戦で底力発揮といきたい。
△③サトノスライヴ 20年1月小倉でデビューし1700メートル戦1勝、1800メートル戦2勝の実績がある。昨年5月に佐賀に転籍してきて2戦目の1800メートル「佐賀スプリングカップ」で初めて重賞に挑戦。9番人気ながら中団後ろから運んで道中押し上げ、直線は中を突く形から3着に食い込んだ。以降は6月1800メートルA1・A2級特別の「阿蘇山特別」、12月「宝満山特別」、前々走1月「雷山特別オープン」で3着はあるが、2連圏突入には至っていない。それでも粘りは十分にあり軽視はできない。