【弥生賞】2着ヴィンセンシオ 本番と同舞台で連続好走、ルメール「いい競馬してくれた」

2025年3月10日 04:30

<中山11R弥生賞>2着でレースを終えたヴィンセンシオ(撮影・郡司 修)

 2戦2勝でタイトル獲りに挑んだヴィンセンシオは2着惜敗。スタートを決めると押し出されるように先頭へ。向正面で勝ち馬に捲られても人馬はリズムを守って2番手追走。直線もしぶとく伸びて、いったんは2馬身に開いた差を首差まで詰めた。ルメールは「いい競馬をしてくれた。こういう馬場(やや重)は大変な中、いいステップレースができた」と振り返った。

 初の敗戦も皐月賞切符は確保。レコードVの葉牡丹賞に続き本番と同じ舞台での連続好走は自信になる。森一師は「逃げる展開になったがスタートも良かったし、これも選択肢の一つかなと。道中で捲られたのも想定内。重い馬場はこなすとは思っていたが、得意だとは思わない。その中で最後まで集中力を切らさず走れていた」と奮闘した愛馬を称賛。今後については「疲労具合を見極めて次走を決めたい」と見通しを語った。

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