【水沢競馬】中国出身・陶文峰師が初勝利 「いい競馬を続けていきたい」
2025年3月10日 16:28 陶文峰調教師(とう・ぶんほう、44=岩手)が10日、水沢競馬1Rを管理馬スピードスター(牝5)で勝ち、開業2戦目で初勝利を飾った。
陶師は元騎手で、昨年12月1日付で調教師免許を取得。3月9日、水沢3Rにメルティーショコラ(4着)を送り出し、初めて管理馬を出走させていた。
陶師は「勝てるチャンスがあるとオーナー(会田裕一氏)が期待していた馬。勝ってくれて良かった。馬がレースをよく分かっていたし、山本政聡騎手もうまく乗ってくれた。今日は練習も兼ねて厩務員さんを2人とも連れてきていた。オーナーさんも来場されていて、みんながそろったタイミングで勝てたのも良かった。これから続けて勝てる馬をつくれるように、いい競馬を続けていけるように、みんなで頑張っていきます」とコメントした。
陶師は中国・黒竜江省出身。12歳で来日。水沢農高で馬術部に所属し、水沢競馬場でアルバイトしたのが縁で騎手を目指した。
騎手時代は中国の国旗をモチーフにデザインした「胴赤・黄星散らし」の勝負服を着た。調教師となっての厩舎服も赤を基本に黄星を左胸にあしらった。