【高松宮記念 展望】実力派スプリンター集結 前哨戦Vママコチャを中心視

2025年3月23日 17:35

ママコチャ

 春のG1シリーズ開幕戦となる電撃のスプリント戦「第55回高松宮記念」(芝1200メートル)が30日、中京競馬場で行われる。23年スプリンターズS以降に行われたスプリントG1・3レースの連対馬が全て参戦する上に、新興勢力もそろって激戦必至。実力馬か、新王者の誕生か、目が離せない一戦となる。

 中心は23年スプリンターズS覇者のママコチャだ。G1タイトルを手にして以降は勝ち切れなかったが、今月のオーシャンSで1年5カ月ぶりの勝利。昨年の高松宮記念は重馬場の影響もあり、伸びを欠いて8着に敗れた。久々Vの勢いに乗り、良馬場ならチャンスは十分にある。

 昨年の高松宮記念覇者マッドクールは1年前と同じぶっつけのローテで連覇に挑む。昨秋のスプリンターズSは12着に敗れたが、得意の舞台で巻き返す。昨年のスプリンターズSを制したルガルもV候補。1年前の高松宮記念は1番人気で10着に敗れたが、その後に骨折が判明。力を発揮できればリベンジ可能だ。

 G1で惜敗続きのナムラクレアはルメールと新コンビを組んだ前走の阪神カップで5度目の重賞制覇を飾った。名手を背に待望のビッグタイトルを狙う。前哨戦のシルクロードS勝ち馬エイシンフェンサー、阪急杯覇者カンチェンジュンガも侮れない。

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