【園田競馬 のじぎく賞】名古屋のコパノエミリア 8馬身差の圧勝で重賞2勝目 吉村「伸びしろある」
2025年5月22日 18:32 園田競馬の「第63回のじぎく賞」は22日、第11Rの1700メートル戦で争われ、2番人気だった吉村智洋(40)騎乗のコパノエミリア(牝3=名古屋・宇都英樹、父コパノリッキー)が好位から力強く抜け出して圧勝した。同馬は重賞2勝目。2着に1番人気の浦和・エスカティア、3着は同着で12番人気のチョッパスニーと9番人気のフセノオーロラ(ともに兵庫)が入った。
まさに圧巻の走りだった。最後につけた着差は8馬身。コパノエミリアの強さが際立つ一戦になった。スタートしてからは前、前を意識しながらのレース運び。「内めの枠を引いていたので、いいところを取りに出していきました」と吉村。徐々にポジションを上げて、2周目の2角過ぎには先頭馬の後ろへ。最終4角で前へ並びかけると、あっさり引き離して、余裕のVゴールを決めた。
吉村は「操縦性がいいし、伸びしろもあると思います。引き出しをつくっていけば、これから先もどんどん伸びていくと思います」と素質を高く評価した。管理する宇都英師は「小回りがどうかと思っていましたが、思った以上の走りでした。馬体は減っていなければいいなと思っていましたが、厩務員さんが頑張ってくれました」と期待に応えた愛馬とスタッフに感謝。
今後は「関東オークス(Jpn2、6月18日、川崎2100メートル)に予備登録はしていますが、オーナーと相談しながら」と指揮官。これだけのパフォーマンスを見せれば先が楽しみになってくる。東海牝馬のエース格として、さらに大きな舞台での活躍を期待したい。