【佐賀・佐賀王冠賞】15日発走 ビキニボーイ重賞連勝狙う! 予想印を公開
2025年6月14日 12:00 今週の佐賀競馬は土曜(14日)、日曜(15日)の2日間開催。日曜日のメインレース・重賞「佐賀王冠賞」(距離2000メートル/1着賞金400万円)は7R(18時5分発走)で行われる。メンバー的に上位勢は先月行われた「佐賀スプリングカップ」の再戦ムード。前走で重賞初制覇を飾ったビキニボーイ(牡5=東)が勢いに乗って重賞連勝を狙う。
◎⑤ビキニボーイ(東厩舎) 昨年10月に中央から転籍。中央在籍時は芝レースを中心に使われていたこともあって目立った結果を残せなかったが、砂に主戦場を移して活気が戻ってきた。昨年12月の「中島記念」は6着、今年3月の「九州クラウン」は4着と重賞の壁に阻まれたが、前走の「佐賀スプリングカップ」で2着のコスモファルネーゼを3馬身差振り切る快勝で待望の重賞初制覇を飾った。4角手前から先頭に立つロングスパートを得意にしているので、発馬を決めて中団の動きやすい位置が取れれば、重賞連勝が視界に入る。
◯⑩コスモファルネーゼ(真島元厩舎) 南関(大井)デビューで3歳時にはジャパンダートダービーにも出走(7着)した素質馬。今年1月に佐賀に移籍後は8戦4勝2着2回と安定した成績を残している。2走前の「佐賀スプリングカップ」は4角手前からともに捲りを仕掛けたビキニボーイとの手に汗握るマッチレース。結果的に競り負けて2着に終わったものの、3着馬には8馬身差をつけて力のあるところを見せつけた。今回もビキニボーイとの再戦が濃厚。2000メートルの距離延長は歓迎材料で、いざ重賞初制覇を狙う。
▲⑥アエノブライアン(池田厩舎) 南関(大井)で20年9月にデビュー。7歳を迎えたがまだまだ衰えは感じさせない。昨年5月に佐賀移籍後は「佐賀王冠賞」、「九州大賞典」と二つの重賞を制覇している。今回は2月以来、約4カ月ぶりの実戦復帰。休み明け初戦にはなるが乗り込みは入念で力を出せる状態にはある。持ち味の先行力を生かして粘り込みたい。
☆⑦ウインレゼルヴ(三小田厩舎) 今回のレースが園田からの移籍初戦。いきなり重賞チャレンジになるが中央、南関、園田で通算43戦とキャリアは豊富だ。移籍前最後のレースは先月の園田のB級戦(1870メートル)。好位を確保すると上がり最速タイムをマークして差し切った。相手関係の比較はレースしてみないと分からないが、実績的に通用する下地はある。鞍上の飛田愛斗にとっては自厩舎で久々に重賞を勝つチャンスだ。
△④テイエムフォンテ(平山厩舎) 昨年6月に中央から佐賀へ移籍後、6勝。近走は掲示板止まりだが、重賞レースでも昨年12月の「中島記念」5着、今年3月の「九州クラウン」3着、同5月の「佐賀スプリングカップ」4着と差のない競馬はできており、相手なりに走れるのが強み。今回もゲートを出たなりの位置でポジションをとって末脚勝負に懸ける。