【佐賀・第5回佐賀ユースカップ】29日発走 ツモ重賞初制覇にチャレンジ! 予想印を公開

2025年6月28日 12:00

1400メートル戦は3戦3勝と実績十分のツモ

 佐賀競馬の今週日曜日のメインレース・重賞「第5回佐賀ユースカップ(距離1400メートル/1着賞金500万円)」は、29日3R(17時25分発走)で行われる。今年は3歳馬12頭がエントリー。注目は前走の佐賀優駿栄城賞で3着と好勝負を演じたツモ(牡3=東)。1400メートル戦は3戦3勝と実績十分。鞍上のルーキー長谷川蓮とともに重賞初制覇にチャレンジだ。

 ◎⑦ツモ(東厩舎) 今年2月に佐賀でデビューした生え抜き。2戦目以降はいずれも2着以下を大きく引き離す圧勝で5連勝を飾り、前走で「佐賀優駿栄城賞」に挑んだ。1番人気に支持された大一番は4角で勝ったムーンオブザエースに迫るも直線で差は縮まらず3着。惜しくもタイトルには手が届かず連勝ストップとなったが、一線級を相手に見せ場たっぷりのレースができたのは収穫だった。今回は3戦3勝と得意にする1400メートル戦に舞台が変わる。栄城賞の1、2着馬が不在だけに、ここは譲れない。

 ○④ニシノリンダ(真島元厩舎) 中央で3戦目(新潟未勝利ダート1200メートル)に初勝利を挙げ、今年4月に佐賀へ移籍。佐賀移籍後の2戦は4、2着と白星に届かなかったが、前走の「水無月特別」は先行位置を確保すると直線で素晴らしい末脚を見せて古馬を撃破した。馬場状態の差があるとはいえ、勝ちタイム1分59秒6は同距離で行われた「佐賀皐月賞」でムーンオブザエースがマークした勝ちタイムを0秒8上回る好時計。今回は距離短縮となるがセンスがいい馬なので問題なく対応できるだろう。鞍上山口勲の手腕に期待だ。

 ▲⑥ミトノドリーム(平山厩舎) 持ち味のスピードを武器に昨年9月に「九州ジュニア」、同11月に「ネクストスター佐賀」と二つの重賞を制覇。年明けから6、2、5着と白星から遠ざかっているが3走前の「ネクストスター西日本」は他地区の強豪が相手、直近2走の「佐賀皐月賞」と「佐賀優駿栄城賞」はいずれも中距離戦で適距離よりも少し長かった印象を受けた。今回は1400メートル戦だけにレースはしやすくなるはず。近走のうっぷんを晴らすレースを期待したいが、平山師の弱気なコメントは少し気がかりだ。

 ☆⑧アオイノユメ(山田徹厩舎) キャリア12戦で掲示板外に敗れたのは昨年9月の1走のみ。いかなる条件下でも自分の脚は確実に使う堅実派だ。前走の「佐賀優駿栄城賞」も上位3頭には離されたものの、3着ツモと0秒6差の4着と健闘した。今回は昨年12月「フォーマルハウト賞」以来の1400メートル戦。その時も4着と掲示板は外していないので、あとは展開の助けがあれば直線で勢い良く追い込んでくる。

 △⑩ビーチボーイ(東厩舎) 昨年5月に園田でデビュー。15戦1勝の戦績を残して今年5月に佐賀に転籍した。移籍初戦の「すずらん特別」は4角先頭の強気の競馬で2着ルーパステソーロ以下を退け、キャリア2勝目を手にした。前走は3キロ減の恩恵も大きかったので、今回は試金石の一戦。好位を獲りやすい外枠になったのはプラスに働きそうだ。

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