【セレクトセール総括】過去最高327億円 吉田照哉氏「日本のレベルが上がっている」

2025年7月16日 05:23

セレクトセール2025当歳の高額落札馬

 2日目は240頭が上場され、228頭が落札(落札率95%)。落札総額は171億5400万円、平均落札額は7524万円に上った。2日目の主役はイクイノックスの初年度産駒と、イクイノックスの父で前日1歳セリでも盛況だったキタサンブラックの産駒。また、ダート向きの血統、21年に急死したドゥラメンテの後継タイトルホルダーの初年度産駒も注目された。

 2日間の落札総額は過去最高だった昨年の289億1800万円を大幅に超える327億円。主催した日本競走馬協会会長代行の吉田照哉氏は「常連方を含めて、新規馬主の方々も支えてくださっている。こんな数字が現実にあったのかと思いました」とレコード更新に驚き交じりの口ぶり。「種牡馬の層が厚く、繁殖牝馬のレベルも上がっている。日本のレベルが上がっていると思います」と感慨深い表情で締めくくった。

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