【東海S展望】新星候補ビダーヤが重賞初参戦 ダートでは4戦無敗 5連勝でタイトル奪取なるか
2025年7月20日 19:32 26日に幕を開ける夏の中京競馬は暑熱対策で競走時間帯が拡大される。1Rが9時35分、逆に最終12Rが18時15分発走。メインは7Rに組まれ、15時35分発走となる。
27日の中京メインは東海ステークス(G3、ダート1400メートル)だ。近年、1月のG2として定着していたがプロキオンSと入れ替わりで夏に移され、距離も1800メートルから2F短縮となった。
最大の注目馬は4歳馬ビダーヤだ。芝で初勝利に5戦を要した遅咲きだが、12戦目でダートに転じるや、1勝クラスから破竹の4連勝。オープン昇級の前走・欅Sは首差の接戦ながら着差以上の強さを見せた。4連勝はいずれも1400メートルで今年から距離が短縮された東海Sは、まさにビダーヤのためのようなレース。重賞初制覇がはっきり視界に入っている。
エートラックスは4月16日の前走・東京スプリントで2度目の重賞制覇を飾った。1200メートルでも勝ち切ったが、ベストは過去3勝を挙げる1400メートルだろう。昨年の兵庫チャンピオンシップは2着に3馬身差をつける圧巻の逃げ切りだった。中央の舞台は昨年3月バイオレットS1着以来になるが、ここも持ち味のスピードを生かす構えだ。
6歳牝馬アルファマムは逆に先行激化が理想。今年初戦の根岸S3着と重賞でも上位争いに加わった。前走・栗東Sは12着と崩れたが、末脚勝負の脚質だけに展開ひとつでガラッと変わる。
ダート続戦で慣れが見込める22年NHKマイルC覇者ダノンスコーピオン、1400メートル初起用のオメガギネスなどが登録。熱い戦いになりそうだ。