【東海S】斉藤崇厩舎“3連覇”へ ヤマニンウルス千四で逆襲を「ワンターン使おうと」

2025年7月23日 05:30

ヤマニンウルスと嶋津助手

 東海Sは今年からプロキオンSと時期を交換する形で施行。前身のプロキオンSを23年ドンフランキー、24年ヤマニンウルスで優勝した斉藤崇厩舎は“3連覇”が懸かる。今年も参戦するヤマニンウルスは小倉施行(1700メートル)だった昨年に重賞初制覇。今年は中京1400メートルに替わるが、指揮官は「近走は馬の気持ちが切れてしまう面があるのでワンターンを使おう、と。武さんも“1400メートルはいいよ”と言ってくださった」と条件を歓迎する。

 デビュー5連勝でプロキオンSを制した後は4連敗中。メンタルを立て直すために長めの放牧へ。調教でブリンカーを着用するなど集中力改善へ試行錯誤を重ねる。担当の嶋津助手は「歩様が良くなった。冬場は硬くなりやすいので夏の方が調整しやすい」とリフレッシュ効果を実感。600キロにも迫る巨体は研ぎ澄まされており、「能力的にはこんなはずじゃない。変わり身を」と逆襲を誓う。

 同助手は現役随一の巨漢ドンフランキーにも携わっており、今年初めにはウルスと同時に入厩して担当馬2頭で馬体重約1200キロが実現。「隣の馬房に並んでいるのをたくさんの人が見に来た」と笑う。両馬の共通点は「凄い食欲」。よく食べて、夏を制す。半弟ヤマニンアルリフラの北九州記念Vを筆頭に夏の小倉リーディング(6勝)に輝いたダービーステーブルが、中京開催も変則3連覇でスタートダッシュを決める。

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