“23年卒業”高沢光希さんが馬術学び夢の世界へ!「恩返しができるように頑張って…」

2025年9月10日 05:28

 23年の卒業生である高沢光希さんは大阪市東淀川区出身。矢作厩舎の名牝リスグラシューが有終の美を飾った19年有馬記念で競馬に興味を持った。現在は馬術のスポーツ推薦で進学した専修大学に通っている。高沢さんは「高校時代は技術的な練習の割合が多かったけど、大学の馬術は自分の担当馬がいて(状態面など)試合までの過程を計算しながら人馬でトレーニングを積んでいく。そこが面白い」と充実の日々を送る。

 憧れは静内農業時代の研修中に飛野牧場で偶然、出会った矢作師。そこで“今後も頑張って”とかけられた優しい言葉が今の原動力につながっている。夏休みは専修大学の卒業生である近藤直人氏が代表を務める近藤ステーブル(北海道浦河町)で手伝い。「高校3年生の時にお会いする機会があり、そこからお世話になっている。サマーセールでは上場馬を引かせていただいたり、とてもいい経験ができています」と貴重な財産になっている。

 大学卒業後は国内の牧場で経験を積んでから、英国やアイルランドへの競馬留学を考えている。「これまでお世話になっている方々に恩返しができるように頑張って、いずれは矢作調教師のような強く丈夫な競走馬を手がけたいと思います」と目標を掲げた。大きな夢に向かって一歩ずつ前に歩を進めている。

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