【スプリンターズS】トウシンマカオ好感触 僚馬に素軽く併入「秋になって少し締まった」

2025年9月25日 05:29

<スプリンターズS>横山武を背に併せで追い切るトウシンマカオ(右)(撮影・村上 大輔)

 円熟の6歳、トウシンマカオが悲願成就に向け着実に一段上げた。阪神遠征のセントウルS3着から中2週。鞍上の横山武に派手なアクションはない。坂路でゴール前で軽く仕掛けて、4F51秒8。ビービーエフォート(3歳2勝クラス)に内から機敏に並びかけ、楽に併入した。フィニッシュの後は体が完全に前に出ていた。

 横山武は「僕が騎乗して坂路で乗るのは初めてだけど、当該週ということでしまいはサラッと。折り合いは比較的落ち着いていましたし、時計自体もよく動いてくれたと思います」と好感触を伝えた。

 横山武を背に昨春オーシャンSを勝ち、今春の京王杯スプリングCはレコードV。「(今年の)春に言った時と同じでG1級の馬だと思います。G1ですからかなり強いメンバーが集まりますし、甘くはないですけど、いい結果を出せるように頑張ります」と頂点だけを見据えている。

 G1挑戦は8度目。首差惜敗の昨秋スプリンターズ(2着)が最も頂上に近い銀メダルだった。高柳瑞師は「春はだいぶ馬体重が増えましたが、秋になって少し締まった。前走も自分の競馬はできていた。昨年のこのレースも負けはしたが、いい競馬はできていた。何とか勝ちたいと思う」と鞍上と同じ思いを口にした。

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