【京都大賞典】ヴェルテンベルク&ボルドグフーシュ 宮本厩舎が開幕週重賞に2頭送り出す!

2025年10月3日 05:23

ウォーキングマシンでの運動を終え歩くヴェルテンベルク(撮影・亀井直樹)

 宮本厩舎は2頭出しで秋の京都開幕重賞に挑む。16年の京都大賞典覇者キタサンブラックとの父子制覇が懸かるヴェルテンベルクは近5戦で3勝。22年京都2歳Sで3着に食い込んだ素質馬がようやく本格化を迎えた。秋初戦のチャレンジC(9着)を叩いて気配は良化。今週は新コンビの松若を背に坂路で4F53秒8~1F12秒5を馬なりで刻んだ。宮本師は「元々、使いつつ良くなるタイプだから、前進が期待できると思うし重賞でも」と自信を持って送り出す。同産駒クロワデュノールは同日夜、パリロンシャンで日本の悲願に挑む。国内外で“キタサン祭り”となるかもしれない。

 もう1頭のボルドグフーシュは22年の菊花賞、有馬記念で2着と実績が光る。「このメンバーでも通用する力はあるはず」と意気込む。秋G1開幕戦のスプリンターズSを制したウインカーネリアンと同じスクリーンヒーロー産駒だから血統の勢いも十分。「開幕週でも、この馬のスタイルに徹するだけ」と持ち前の末脚を武器に待望の重賞Vを目指す。当レースは19年ドレッドノータス(11番人気)、21年マカヒキ(9番人気)、昨年シュヴァリエローズ(8番人気)と伏兵Vも多数。同厩舎の2頭から目が離せない。 

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2025年10月3日のニュース