天皇賞・秋展望 復活したダービー馬タスティエーラが主役

2025年10月26日 22:18

天皇賞・秋に出走するタスティエーラ

 伝統の中距離G1「第172回天皇賞・秋」(芝2000メートル)は11月2日、東京競馬場でゲートイン。G1常連の実績馬に、春のクラシック路線を沸かせた3歳馬も参戦。濃いメンバーが顔をそろえた。

 主役はG1・2勝のタスティエーラだ。23年にダービーを制覇。その後は不振に苦しんだが昨年の天皇賞・秋(2着)、続く香港C(3着)で復活の兆しを見せると、今年4月のクイーンエリザベス2世Cでダービー以来となるG1タイトルを獲得した。芝2000メートルは<2・2・1・1>と条件も絶好。昨年の雪辱を果たす。

 今年の皐月賞馬ミュージアムマイルは秋始動戦のセントライト記念を快勝。休み明けを使われたことで、中間の状態は型通りに良化。古馬とは初対戦となるが、通用する下地は十分ある。

 同じく3歳馬マスカレードボールは年明けの共同通信杯で重賞初制覇。直線で猛然と追い込んだダービー(2着)を見ても、末脚を生かせる府中は好舞台だ。宝塚記念を逃げ切ったメイショウタバルは武豊の継続騎乗が頼もしい。昨年3着ホウオウビスケッツ、3年連続参戦となるジャスティンパレスも楽しみな存在だ。

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