JRA短期免許取得の成績要件変更 指定G1勝利度数「世界のトップ100G1」が対象に 現行50位以内

2025年12月19日 15:12

JRA

 JRAは19日、短期免許制度(平地競走)における成績要件の変更を発表した。

 近年、国際交流競走の褒賞金制度が見直され、来年から褒賞金交付対象となる外国競走(指定外国競走)が距離別に細分化されて対象競走も大幅に増加することから、褒賞金制度の指定外国競走を採用している短期免許の要件をよりシンプルで分かり易い基準に変更される。
 
 短期免許要件のG1勝利度数の対象となる競走から、国際交流競走褒賞金の交付対象の「指定外国競走」を除外し、IFHA(国際競馬統括機関連盟)が発表する「世界のトップ100G1競走」について、現行の50位以内からランキング100位以内の競走に変更する。

 短期免許を取得するには申請時に以下の1~3のいずれかの条件を満たすことが必要。

 (1)リーディング順位

米国、カナダ、英国、フランスが本拠地の騎手は過去2シーズンのうちのいずれかで5位以内、女性騎手は過去2シーズンのうちのいずれかで女性1位、ただし、10勝以上かつ全体リーディング50位以内。アイルランド、オーストラリアの騎手は過去2シーズンのうちのいずれかで3位以内、女性騎手は過去2シーズンのうちのいずれかで女性1位、ただし、10勝以上かつ全体リーディング30位以内。香港の騎手は過去2シーズンのうちのいずれかで3位以内、女性騎手は過去2シーズンのうちのいずれかで女性1位、ただし、10勝以上かつ全体リーディング10位以内。ドイツ、ニュージーランドの騎手は過去2シーズンのうちのいずれかで1位、女性騎手は過去2シーズンのうちのいずれかで女性1位、ただし、10勝以上かつ全体リーディング10位以内。

 (2)指定G1勝利度数

 以下のいずれかの競走を2勝以上していることが条件で、過去2年のIFHAが発表する「世界のトップ100G1競走」(ランキング入りした年の競走に限る)、当該年の競走であって過去2年ともにIFHAが発表する「世界のトップ100G1競走」にランキング入りしている競走で、この2点が今回の変更点。当該年または過去2年のJRA・G1競走も対象。

 (3)ワールドオールスタージョッキーズ騎手表彰順位

 当該年または過去2年で、ワールドオールスタージョッキーズ騎手表彰順位5位以内。

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