「第25回兵庫ゴールドトロフィー」（Jpn3）が、きょう25日の園田競馬11Rで行われる。11頭立ての今年、本社担当の桑原勲はエコロクラージュ（牡6＝兵庫・保利平、父コパノリッキー）に本命印を打った。ダートグレード競走で結果を残している地元の実力派が、強力遠征陣を打ち負かす快走を披露するか。

　エコロクラージュが地元馬悲願のVを決める。今年は早くからここを目標にしてきた。6歳にして気性面が成長し、ようやく完成の域にたどり着いた。仕上がりも良し。自慢の末脚を繰り出して突き抜ける。

　マテンロウコマンドは絶好の外枠と考えていい。もまれることはないし、持てる力を出し切れる。園田コースもV経験あり。好位確保から好勝負へ持ち込む。ロレンツォは2走前の園田チャレンジカップで優勝。1分27秒9の走破時計も優秀。当時より4キロ軽い53キロも魅力。好戦は可能だ。

　サンライズフレイムは最内枠が鍵も、地力は最有力と言っても過言ではない。うまくさばければ上位争いは十分。ハッピーマン、サンライズホークに注意。

　サンライズフレイム（石坂師）前走後は放牧でリフレッシュ。帰厩後は順調に追い切りを重ねて、動きが良くなっている。（2走前の）オーバルスプリントの内容が良かった。59キロは楽ではないが、2走前のような競馬ができれば。

　ロレンツォ（田中守師）ペースは速くなるだろうし、上がりはしっかり脚を使ってくれる。53キロは魅力。2走前は1分27秒9で走れていたし、もう少し時計を詰められるのではないか。道悪も苦にしない。

　ハッピーマン（寺島師）前走から間隔はそう空いていないけど、いい状態をキープしています。前走が差す競馬で結果を出せたことは収穫だったと思う。力をつけているし、自在性も出てきた。1400メートルだと少し甘くなる面があるので、道中でうまくためを利かせながら運べれば。

　ケイズレーヴ（榎屋師）前走は外へ出すところがなく、望んでいたレースにはならなかったが、強い競馬をしたと思う。順調で夏場に比べると状態はいい。園田向きではないが、直線が短いのは合っている。

　スペシャルエックス（田中淳師）前走は地力で勝ってくれた。中間は4本ほどいって、動きは良くなっている。内でうまく足をためて運んでいければ。

　エコロクラージュ（保利平師）ここを目標にしてきた。調教もしっかりこなせているし、状態はいい。

　オマツリオトコ（長倉師）外へ張る面はだいぶマシになっている。内でロスなく立ち回って、軽量を生かして頑張りたい。

　サンライズグリット（宮川浩師）調子は変わりなくいい。流れは速くなりそうなので乗りやすいと思う。51キロは軽すぎるくらいなので、楽しみにしている。

　サンライズホーク（牧浦師）前走後、着実に状態は上向いています。韓国遠征したコリアSの時にゲートで少し精神面で厳しいところがあった。この舞台は勝っているし、当日の落ち着きがあれば変わり身があっていいと思います。

　バウチェイサー（新子師）状態はいい。このハンデ差を生かして、前へ積極的にいきたい。

　マテンロウコマンド（長谷川浩師）しっかり負荷をかけて順調に調整を進められています。前走は直線、窮屈な面があったが強いメンバー相手に悲観する内容ではなかったです。