【シルクロードS】ロードフォアエース 友道厩舎スプリント重賞初制覇へ坂路4F52秒3「さらに素軽く」

2026年1月29日 05:30

坂路単走で追い切るロードフォアエース

 巨漢が真冬の坂路を力強く駆け上がった。京都のハンデ重賞「第31回シルクロードS」の追い切りが28日、東西トレセンで行われ、前走3馬身差Vで注目を集めるロードフォアエースは栗東坂路で4F52秒3の好時計をマーク。万全の仕上がりをアピールした。管理する友道康夫師(62)は初めてのスプリント重賞制覇が懸かる。1着馬にフェブラリーS(2月22日、東京)の優先出走権が与えられる「第40回根岸S」は2年前の覇者エンペラーワケアが、その脚力をまざまざと見せつけた。

 ロードフォアエースが550キロ超の巨体を揺らしながら、難なく急勾配を駆け上がってくる。坂路単走の最終追いは近走の定番。四肢を軽快に駆動させ、楽々と4F52秒3~1F12秒6を計時した。見守った友道師は「前回よりさらに動きが素軽くなった。しまいの反応も良かった。おなかのあたりもすっきりして無駄肉が取れた感じ」とほほ笑んだ。

 芝砂合わせて2着8回のシルバーメダルコレクターが前走ラピスラズリSはマジックのように走りが一変。3馬身差の快勝で約1年ぶりの勝利をつかんだ。「調教ではずっといい動きをしていたが、競馬で詰めが甘いところがあった」とトレーナー。弱点を補った“トリック”は集中力を高める馬具チークピーシーズ。「チークを着けた効果もあったんだろうね。スカッと勝ってくれた。めちゃくちゃ強かった」。采配がズバリ的中した。

 今回の舞台となる京都芝6Fは2戦2勝と好相性。「コース実績があるし、上って下るのが走りやすいのかも」。年初から始まった京都開催は5週目を迎え、使い込まれた芝は見た目にもタフなコンディション。ダートでも2勝を挙げているパワー型だけに「時計がかかる今の京都は特にいいんじゃないかな」と適性を見込む。

 友道厩舎は先週のAJC杯をショウヘイで制し、JRA重賞は池江師(98勝)、堀師(80勝)に次ぐ現役3位の79勝。節目の80勝目を今週決めれば厩舎にとって大きな意味を持つ。これまで6F重賞には延べ9頭を送り出して未勝利。JRAの平地G1・24レースで唯一、管理馬が出走したことがないのがスプリンターズSで、師は「今年の目標はスプリンターズSに出ること」とユーモアたっぷりに意気込む。フォアエースがスプリンターとして完成すれば、中長距離の雄として知られる名門は十全十美の厩舎に進化を遂げる。

 ≪JRA重賞79勝 全てマイル以上≫友道厩舎が挙げたJRA重賞79勝は全てマイル以上の距離でマークしている。1400メートル以下の重賞には延べ26頭を送り込み【0・2・1・23】の成績で、12年京王杯SC(レオプライム)、18年フィリーズレビュー(アンコールプリュ)の2着が最高着順。シルクロードSと根岸Sに送り込む有力馬2頭で厩舎初となる短距離重賞制覇を狙う。

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