【根岸S】エンペラーワケア 史上初の隔年制覇へ万全 坂路ラスト1F12秒3「休み明けでも動けてる」
2026年1月29日 05:25 24年Vに続き、史上初の当レース隔年制覇を目指すエンペラーワケアは、新タッグの西村淳を背に開門直後の坂路で単走追い。リズム重視の入りで中盤から徐々にペースを上げる。馬場の真ん中をスイスイ登坂すると余力を保ったまま、ラストは1F12秒3でフィニッシュした。杉山晴師は「輸送もあるので、あれぐらい(全体4F56秒0)で十分。帰厩当初は休み明けの感じがあったけど、それを見越して早めに入厩させ、本数を重ねてきた。休み明けの中ではある程度、動けている」と満足げに語った。
24年は根岸S、武蔵野Sと重賞2勝を挙げた。ダート界の新星として25年を迎えたものの、G1初挑戦のフェブラリーSが5着、近3走は高知(黒船賞3着)、浦和(さきたま杯3着)、佐賀(サマーチャンピオン2着)と地方に遠征したが、勝利に届かなかった。指揮官は「前走はいい競馬をしてくれたけど、勝てなかったことだけが残念です」と悔しそうに振り返る。
馬体重は530キロ台でダート馬らしい大型馬。機動力を求められる小回りの競馬場は本質的に合わない。大跳びで伸び伸び走れるワンターンの大箱向き。「昨年は賞金加算のため、地方を使っていたけど、今回はようやくベストの条件に戻る」と東京ダート7Fの舞台を歓迎。続けて「最近はおとなしくなって、自分からというより(人の)指示を待てるようになった」と精神面の成長も伝えた。
約1年ぶりの中央参戦で3つ目の重賞タイトルをつかみ取り、さらに上のステージへ。杉山晴師は「ポテンシャルの高さ、能力やスピードの絶対値はG1クラスだと思っています」と期待十分に送り出す。2年前に重賞初制覇を飾った思い出の舞台で、本来のパフォーマンスを発揮する。
