共有オーナーとともに夢追う会田代表 卓越した戦術眼が光ったアストラビアンコの快進撃
2026年1月30日 05:00 【大いに気になる!】采配がズバリ的中した。ムットクルフェ(セン5=大井・的場)が26日の大井11R・ジュエリーアイス賞を勝利。名古屋の重賞・梅見月杯(29日)への遠征プランもあったが、自重して地元の自己条件へ。この判断が奏功した。オーナーは地方競馬共有クラブ・ハッピーオーナーズクラブ。スタンドでは会田裕一代表が共有オーナーとともに喜びを分かち合っていた。「名古屋は補欠で鞍上の問題もあったのでここへ。徐々に力をつけてくれている。凄い馬」と孝行息子を称えた。同馬は昨年2月に、睾丸(こうがん)が腸の中に入り込んで「脱腸」を発症。命の危険にさらされた。それだけに喜びもひとしおだ。「重賞での活躍を夢見たい」と期待を寄せた。
南関だけではない。現在、40頭弱の所有馬が、ばんえい以外全ての地方競馬場に在籍。昨年のNARグランプリ表彰式典では地方競馬を最も知るオーナーとして、パネルディスカッションに出席した。そんな会田代表の卓越した戦術眼が光ったのがアストラビアンコ(牡3=愛知・角田輝)の快進撃だ。昨年5月に門別でデビューして10戦1勝と目立たなかったが、新たな稼働先として11月に名古屋に移籍すると、重賞2勝を含む4連勝。瞬く間に東海地区の3歳最強候補に躍り出た。「跳びが大きな馬なので、コーナーが緩やかな大井か名古屋で迷った。より環境が変わるという点でスパイラルカーブを採用している名古屋を選んだ」と会田代表。門別ではアストラビアンコと似たような成績だったサンヨウテイオウ(25年東海優駿)やフークピグマリオン(24年東海4冠)が名古屋移籍で活躍したこともインプット済みだった。「道営での成績がそこまでではなくても、水が合えば活躍できる」。会田代表が積み上げてきたノウハウが愛馬の覚醒に一役買ったのは間違いない。父バゴ、母の父クロフネは宝塚記念、有馬記念の両グランプリを制した名牝クロノジェネシスと一緒。「気性面で危ういところがあるのでまだ難しいが、ゆくゆくは芝にも挑戦したい」と代表馬でもあるハッピーグリン(ジャパンC出走や香港遠征経験)の姿を重ねる。
「地方重賞は毎年勝たせてもらっているのでグレード重賞を勝ちたい」と意気込む。地方競馬の馬主資格があれば会田代表と夢を追いかけることができる。気になった方はぜひハッピーオーナーズクラブの公式サイトをチェックしてほしい。
