【フェブラリーS】コスタノヴァ 復活劇飾る連覇へ ラスト1F11秒5「組み立て通り」

2026年2月19日 05:30

3頭併せで追い切るコスタノヴァ(中)(撮影・村上 大輔)

 26年のJRA・G1開幕戦となるダート王者決定戦「第43回フェブラリーS」の最終追い切りが18日、東西トレセンで行われた。14&15年コパノリッキー、21&22年カフェファラオに続く史上3頭目の同レース連覇が懸かるコスタノヴァは美浦Wコースで3頭併せ。昨年の輝きを取り戻そうと懸命に駆けた。また、チャンピオンズC2着から挑むウィルソンテソーロも美浦Wコースで力強いフットワークを披露。悲願のJRA・G1初制覇へ古豪健在をアピールした。

 王者コスタノヴァがもがいている。昨年のフェブラリーS優勝後は3連敗中。木村師は「どうしても彼自身が能動的に調教で走るのが難しい状況になっている」と説明。太田助手は「今日の動きも間に合ったというところまでは来ていない。急ピッチで詰め込んでいるので馬も今が一番しんどい時」と明かす。3年連続でG1を3勝以上している名門厩舎が一丸となって復活への道を模索している。

 Wコースの最終追いは3馬身前方と、2馬身後方に僚馬を置く形。直線は真ん中に入り、実戦さながらのプレッシャーが左右からかかる。それでも鞍上が軽く仕掛けるとギアチェンジ。パワフルに脚を伸ばし、内セブンメデュラス(4歳1勝クラス)と併入した。時計は5F66秒7~1F11秒5。木村師は「今日はウッドチップが非常にいい状態で(ラスト1F)11秒5という時計は大体出ますよ、という感じ。それでもG1ホースなので動きはいつも通りいい。道中の折り合いも確認できたので、そういう意味では組み立て通り来ているかなと思っています」と一定の評価を与えた。

 人気を背負った近3戦を全敗。調教への前向きさを欠くようになり、実戦ではゲートの失敗が目立つようになった。木村師は「言語化するのが非常に難しい」と前置きしつつ「今までのやり方を抜本的に変えている。調教の段階から主導権をそれほど人間の側にせず、レースに臨むということにチャレンジしている」と説明する。1週前追いに限っても3走前かしわ記念(3着)と前走・武蔵野S(2着)は追走する形だったが、今回は3頭併せを先導する形。さまざまなアプローチでG1馬の再覚醒を促している。

 絶対能力が最上位であることに疑いの余地はない。武蔵野Sはメンバー最重量の59キロを背負い、大きく出遅れながら連対は死守した。同師は「筋肉の質感は凄くいいものがある。肉体的にはいい意味で昨年から変わらずに来ている」と認める。連覇なら史上3頭目の偉業。もがく王者の意地が見たい。

 ≪達人ルメール 瞬発力生かす≫昨年もJRA・G1・4勝を挙げた達人ルメールは20年モズアスコット、21年カフェファラオでフェブラリーS連覇。今年の相棒コスタノヴァとはコンビを組み、4勝2着2回とJRAでは全て連対している。大きく出遅れた前走を「ゲートの中で寝ているような感じだった」と振り返り、「彼にとって東京マイルはベストコース。瞬発力を生かせる。もう一度、フェブラリーSを勝ちたい」と腕ぶす。

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