【フェブラリーS】ウィルソンテソーロ 悲願JRA・G1初制覇へ 1F12秒1合格点「しっかり動けた」
2026年2月19日 05:30 この期に及んで慌てる必要は何もない。7歳初戦のウィルソンテソーロはいつもと同じ最終メニューを粛々とこなした。Wコースで6F83秒6~1F12秒1(いっぱい)。3馬身前を行くグロバーテソーロ(5歳3勝クラス)を目標に内に入り、半馬身まで迫った。確かに馬なりのパートナーの方が手応えは良かったが、百戦錬磨の強豪は“本番がいつか”を悟っている。
高木師は「(2週前あたりまでは)先に気持ちの方が盛り上がってきて、体の方が追いついてこなかったですけど、先週あたりで体の方が追いついて、肉体と精神のバランスが取れてきた」と中間過程を説明した後、端的に最終追いに合格点を与えた。「いつものパターンというか…。状態を現状維持できればという感じの雰囲気で良しとしました。レースに向けてテンションの方は上がってきているんですけど、それでもしっかりと動けていた」
昨年の同時期はサウジC(4着)→ドバイワールドC(7着)と海外を転戦。だが今年は一転、2年ぶりのフェブラリーSへ。理由は明快。昨秋、同じ左回りマイル戦の南部杯(盛岡)で圧勝したからだ。指揮官は「ワンターンの1600メートルで内容のいい競馬をしてくれている。東京は比較的時計の速いダートと思っているんですけど、深い時計のかかるコースよりこの馬にいいと思う」と明確に語った。
24年フェブラリーS(8着)は海外転戦前の5歳春。それから2年。地方も含め、国内外で研さんを積んだ。「海外遠征もしていますし、いろんな条件で結果を残してきている馬なので…。精神的なタフさは出てきたかなと思う。なかなかJRAのGIにもう一歩のところで届いていないので、何とか獲らせてあげたい」と力を込め、主戦・川田にバトンを渡した。
G1チャンピオンズC3年連続2着の誰もが認める実力馬。銀はいらない。欲しいのは金メダルだけ!悲願JRA・G1初制覇を飾り、再びドバイに羽ばたく青写真だ。
