【フェブラリーS】コスタノヴァ 史上3頭目の連覇! ルメールは12年連続G1勝利「安全に乗りました」
2026年2月23日 05:30 2026年のG1戦線が幕を開けた。「第43回フェブラリーS」が22日、東京競馬場で行われ、2番人気コスタノヴァがゴール前の追い比べを制してG1・2勝目。21、22年のカフェファラオ以来4年ぶり、史上3頭目の連覇を果たした。鞍上のクリストフ・ルメール(46)は15年から12年連続のG1勝利となった。
ディフェンディングチャンピオンが意地を見せた。ゴール前は実績馬同士の力比べ。内ダブルハートボンド、中ウィルソンテソーロに外から並んだコスタノヴァ。激しい追い比べの末、最後は地力で内2頭をねじ伏せた。史上3頭目の連覇を果たし、検量室前に堂々の帰還。相棒の首筋を優しくなでたルメールは「前から乗っていたので一緒にG1を勝てて良かった。今日はベストコンディションだった」と頬を緩めた。
不安視されていたスタート。ゲートに反応したコスタノヴァがスッと前へ出た。「一番注意した。いいスタートを切れて、ロスはありませんでした」と鞍上。前にウィルソンテソーロを見ながら中団後ろをリズム良く追走した。直線は満を持して外へ。進路を確保すると、あとはもうはじけるだけだった。上がり3F35秒2は堂々のメンバー最速。「安全に乗りました。手応えは凄く良かった。東京が好きですね。自分のリズムを見つけている」。これで東京ダートは8戦7勝。得意のコースで末脚を存分に発揮した。
前走武蔵野S(2着)後はゲート再審査を無事にクリア。木村師が「調教からガラッと変えた」と話したように、陣営は3戦連続で勝利から遠ざかる愛馬の復活を懸命に模索した。この日はレースで初めてブリンカーを着用。ルメールは「スタートで集中していた。(ゲートの中で)ステップを踏んでレースの準備をしていた」と確かな変化を実感。師は「(レース前に)コンディションやフィジカル面を含めて厩舎の考えなどをやりとりした」と綿密な連携で勝利をつかみ取った。
今後について木村師は明言を避けたが、同馬は既にドバイのゴドルフィンマイル(3月28日、メイダン)の招待を受諾。先を見据えて、楽しみが増した勝利だったことは間違いない。ルメールも「今年がピークですね。大人になってパワーアップした。ダートでトップレベル。G1馬だからどこでもいけると思う」と太鼓判を押した。初のG1勝利から1年。思い出の府中で新たな勲章を手にしたコスタノヴァが華麗な“リスタート”を切った。
◆コスタノヴァ 父ロードカナロア 母カラフルブラッサム(母の父ハーツクライ)20年4月3日生まれ 牡6歳 美浦・木村厩舎所属 馬主・吉田勝己氏 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績14戦8勝(重賞3勝目) 総獲得賞金4億2654万5000円 馬名の由来はポルトガル北部のリゾート地。



