【チャーチルダウンズC】アスクイキゴミ 21年ぶり2戦目V 無敗でNHKマイルCへ
2026年4月5日 05:25 3歳マイル王へのステップレース「第35回チャーチルダウンズC」が4日、阪神競馬場で行われ、5番人気アスクイキゴミが優勝。2戦2勝で重賞タイトルをつかんだ。2着には最低14番人気のユウファラオが突っ込み、3連単164万超の大波乱。3着バルセシートまでがNHKマイルC(5月10日、東京)の優先出走権を獲得した。中山のハンデ重賞「第58回ダービー卿CT」は10番人気スズハロームが豪快な大外一気を決めた。
レース直前に激しさを増した雨を切り裂き、アスクイキゴミが先頭でゴール板を駆け抜けた。2番手追走から上がり3Fをメンバー2位33秒7でまとめる完封劇。初コンビの坂井は「調教からいい感触をつかんでいた。力通り。2戦目で重賞を勝つのは能力が高い証拠」と冷静沈着にパートナーを称えた。
14頭立ての大外枠から好発を決めてスッと好位へ。「むしろ競馬がしやすかった。初戦の西村淳也が乗った時のイメージで」と道中は理想通りの先行策。前に壁がなくても人馬の呼吸はピタリ。操縦性の良さが存分に生きた。「先生からは勝負どころで少し鈍くなるかもと聞いていたのでそこを意識した」。直線では逃げ粘る伏兵ユウファラオをじわじわと追い詰め、最後はきっちり半馬身前に出た。
新馬戦を勝ったばかりでも、能力に確信を持って送り出した藤原師は「機動力があるので外枠は気にならなかった。ジョッキーも自信を持って乗ってくれた」と喜色満面だ。次走は優先出走権を獲得したNHKマイルCを予定。「まだまだ小学生に上がったばかり。素材はしっかりしているので、これからどう成長に導いていくか」と勝って兜(かぶと)の緒を締めた。
迫る大舞台に向け、指揮官が「2戦目でこれやからな」と期待を込めてニヤリと笑えば、坂井も「このまま無事にいけばG1でも」と輝かしい将来を見込む。当レースをキャリア2戦目で制したのは05年ビッグプラネット以来21年ぶり2頭目。わずか3戦目で3歳マイル王の座を射止めれば、今度は蹄跡なき大記録となる。
◆アスクイキゴミ 父ロードカナロア 母インピード(母の父ベイティドブレス) 23年1月31日生まれ 牡3歳 栗東・藤原厩舎所属 馬主・廣崎利洋HD 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績2戦2勝(重賞初勝利) 総獲得賞金4799万7000円 馬名の由来は冠名+さあやろうと勢いこむ気持ち。

