【桜花賞】池江泰郎氏 瞬発力&加速力が1頭別次元だったスター
2026年4月13日 05:30 【池江泰郎 匠の解説】2歳G1阪神JFの1、2着馬が、そのまま桜花賞でもワンツー。補足すれば阪神JFの3着馬だったタイセイボーグはトライアルのチューリップ賞を勝利しており(その後、骨折が判明し戦線離脱)、レベルが高かった証拠だ。
それにしてもスターアニスは強かった。2歳時よりパワーアップに成功したことで、ぶっつけ本番のローテーションにも陣営は自信を抱いていたのだろう。発馬直後の前半は一瞬、鞍上が制御に手を焼きそうなシーンもあったが、中団でもまれるのを承知で馬群に身を置いてからはスムーズ。きっとお利口さんなのだろう。2着に2馬身半つけた着差はワンサイド勝ちを伝えている。直線半ばでコースが空くや、アッという間に突き抜けており、1頭だけ脚が違うほど瞬発力と加速力は秀でている。
デビュー戦が小倉の芝6F戦だったのは今となっては語り草になるエピソード。超一流馬には成功する過程に、何かしらのネタがあるのも人気にとって変わる材料になる。評論的には終わってからなら何でもいえるが、桜花賞は1強だったと認めざるを得ない。高野調教師は数々の名牝(ショウナンパンドラ、レイパパレ、スタニングローズ、ナミュール)を育てており、その手腕も凄い。
一方、人気を分け合ったドリームコアは不発に終わった。ライバル視されたスターアニスを前に見る位置取りで追い比べにならなかったのだから、明らかに本来の動きではない。明暗が分かれた結果だった。(スポニチ本紙評論家)

