【函館記念】小林美駒 ファウストラーゼンで重賞初制覇狙う!1学年先輩・聖奈に刺激「負けたくない」

2026年6月26日 05:30

重賞初制覇に挑む小林美(撮影・千葉茂) 

 千載一遇のチャンスが巡ってきた。デビュー4年目の小林美駒(21=美浦・鈴木伸)がファウストラーゼンとのコンビで函館記念に参戦する。今春の第1回福島競馬では7勝を挙げて初の開催リーディングを獲得。昨年、飛躍の足掛かりを築いた函館で重賞初制覇を狙う。

 北の大地で進化の跡を示す。デビュー4年目の小林美が函館記念で4度目の重賞挑戦。コンビを組むのは昨年の弥生賞ディープ記念を制したファウストラーゼンだ。「重賞は選ばれた数少ないジョッキーしか乗れないので、乗せていただけて感謝の思いでいっぱいです。宮崎オーナー、須貝先生が、ファウストラーゼンが私に合っていると思って依頼してくださったと思っています。重賞タイトルは欲しいですし、勝ちたいですね」と率直な思いを口にする。

 先輩の活躍に刺激を受けた。今年のオークスで1学年上の今村聖奈(22)がJRA女性騎手初のG1制覇を達成。小林美は「女性ジョッキーだからというわけでなく、ジョッキーとして凄いことだと思います。少しずつ自分もその舞台に立てるように頑張りたい。負けたくない気持ちですね」と静かに闘志を燃やす。

 周囲に負けじと実績を積み上げてきた。デビューした23年から勝利数は10→19→37と増加。特にキャリアハイの昨年、飛躍のきっかけとなったのが北海道シリーズだ。函館(リーディング6位)と札幌(同5位)で半数以上となる計20勝をマーク。「去年は4キロ減でしたし、自分のスタートの良さが生きるような馬で勝つことができました」

 今年は春の福島リーディングを獲得。上半期が終了して20勝を積み重ね、その存在感は日増しに大きくなっている。「小回り平たんなコースは減量も利きやすい。目標にもされやすいですし、それだけで通用することはないですが、逆に別のジョッキーを目標にしてレースを組み立てることも考えています」。経験を重ねたことで、戦法にも幅を持たせることができるようになった。

 最終追いではファウストラーゼンにまたがり感触を確認。「動きは抜群で乗り味も良かったです。そういう(重賞)馬に巡り合うことは少ないので、凄く良い経験をさせてもらっている。馬も“ついてこいよ”というくらい堂々とした背中。それに応えられるように」。思い出の北海道で今年は悲願の重賞Vをかなえてみせる。

 ◇小林 美駒(こばやし・みく)2005年(平17)3月19日生まれ、新潟県出身の21歳。23年3月に鈴木伸尋厩舎所属でデビュー。同年4月9日福島5Rアシャカタカで初勝利。JRA通算1217戦86勝。1メートル53。血液型O。

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