【北九州記念】サウンドモリアーナ「今が伸び盛り」並床恵二助手、思い入れ強い血統で重賞挑戦
2026年7月3日 05:10 サマースプリントシリーズ第2戦「第61回北九州記念」は2日、出走馬が確定した。連勝中のサウンドモリアーナを担当する並床恵二助手(50)は母も手がけた思い入れのある血統で重賞タイトルを狙う。
思い入れのある血統で重賞へ。北九州記念に担当馬サウンドモリアーナを送り出す並床助手はキャリア30年。武英厩舎の前に所属していた佐藤正雄厩舎では母サウンドリアーナも手がけた。「強い馬がいるけど、長く付き合いのある血統で挑戦できるのはうれしいです」と笑顔を見せた。
母は12年ファンタジーSで重賞制覇を飾り、翌年のユニコーンSが2着。芝&ダートを問わない二刀流で活躍した。「普段はおとなしく、悪さもしなかったけど、レースや調教では引っかかって大変だった」と苦労の日々を振り返る。それでも生まれ持った才能はピカイチで「能力の高さだけで重賞を勝った。もう少し利口だったら、G1を獲れる可能性もあった馬だと思います」と評価している。
母の産駒は初子から全て武英厩舎に入厩しており、半兄サウンドプリズムやオープンまで出世した半姉サウンドアレグリアも担当した。「気性面は父で変わる傾向が強いけど、どの子もチーターのような重心の低いフォームが母にそっくり。いい部分を受け継いでいる」と特徴を伝えた。
サウンドモリアーナは24年11月にデビュー。初勝利まで4戦を要し、1年前は1勝クラスで足踏みしていた。その期間に教育したのがレジェンド武豊。昨年6月以降の函館2戦は2→5着に敗れたが、そこから2連勝に導いた。「ハナに行こうと思ったら行けるだけの速さはあるが、目の前のことだけではなく、将来を考えて絶対に行かせなかった。そのおかげで、ひと息で走っていた面は改善され、今では優等生。自在に立ち回れる。豊さんの教育がなければ、今はなかったかも」と頭を下げる。
前々走の船橋Sでオープン入り。前走モルガナイトSは差し有利の展開を道中2番手から抜け出し、連勝を飾った。「体もしっかりしてきて、今が伸び盛り。ここ2走と比べても、はるかに状態はいいし、小回りで結果を出しているので、初の小倉も問題ない」と自信を持って送り出す。4歳夏、充実期を迎えた快速馬が真っ向勝負でタイトルを狙う。
◇並床 恵二(なみとこ・けいじ)1976年(昭51)4月16日生まれ、滋賀県大津市出身の50歳。父は料理人。中学卒業後に京都の京北育成牧場でキャリアを積み、21歳でトレセン入り。吉永忍厩舎、佐藤正雄厩舎と、いずれも厩舎の定年解散まで勤め上げ、18年に新規開業の武英智厩舎に移った。主な担当馬は01年かしわ記念など重賞4勝タマモストロング、12年JBCクラシックなどJpn13勝ワンダーアキュート。趣味はサッカー。
