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【英エクリプスS】仏ダービー馬コンスティテューションリバー快勝!ムーア絶賛「非の打ちどころがない」

2026年7月5日 07:36

エクリプスSを制したコンスティテューションリバーと鞍上ムーア(C)Megan Coggin/The Jockey Club

 英国伝統の夏の中距離決戦「第129回エクリプスS」(G1、芝1990メートル、1着賞金56万200ポンド=約1億2044万円)は4日、首都ロンドン近郊のサンダウン競馬場で7頭で争われ、ライアン・ムーア(42)騎乗で1番人気の仏ダービー馬コンスティテューションリバー(牡3=愛A・オブライエン、父ウートンバセット)が道中4、5番手から直線で外に出して差し切りV。良馬場で勝ち時計は2分4秒43だった。

 道中じっくり構えて脚をためると直線、じわっと外に出して進路を確保。鞍上のゴーサインに応えて手応え通りに加速し、2着アボーイネームドスージーに3馬身差で突き抜けた。昨夏のデビュー戦2着後、2戦目に勝ち上がってフューチュリティS(G2)、今年初戦のディーS(リステッド)、前走仏ダービー(G1)に続く5連勝で2度目のG1制覇。ムーアは「彼は本物だと思う。これまで何一つミスをしていないし、素晴らしい成績を残している。私自身、まだ彼について学んでいる最中。今日はペースが速かったけど手応えを失うことはなかった。前の馬が下がってきたので進路を外へ。早く先頭に立ってしまって少しフワフワするところがあったけど何度か合図を送ると、しっかり反応してくれた。レースを支配していましたね。血統も奥が深く、見栄えのする素晴らしい馬。パドックでの姿も最高だった。10Fでは無敗(3連勝)だし、楽にこの距離をこなしている。仮に1マイルに戻っても十分、対応できるスピードが備わっている。サイズと中身が伴っていて、今後さらに良くなっていくはず。本当にいい馬で非の打ちどころがない。このまま突き進んでほしい」とべた褒めで将来性を高く評価した。

 管理するエイダン・オブライエン師(56)はレース史上初の4連覇を達成。00年ジャイアンツコーズウェイ、02年ホークウィング、05年オラトリオ、08年マウントネルソン、11年ソーユーシンク、21年セントマークスバシリカ、23年パディントン、24年シティオブトロイ、25年ドラクロワに続く通算10度目Vの偉業を成し遂げ「彼は非常に特別な馬だとずっと思っていました。共同オーナーのデリック(スミス氏)が今日ここに来てくれたことも特別で本当にうれしい」と笑みを浮かべた。今後に向けて「10F(約2000メートル)は全く問題ないし、1マイル(約1600メートル)に距離を短縮することも、1マイル半(約2400メートル)に延ばすこともできるでしょう。ライアン(ムーア)に聞いたら、どの距離でもいけると言っていました。ライアンは〝これ以上の馬に乗ったことはないと思う〟とまで言っていたので、あらゆる選択肢が開かれていると思います。彼はまだ成長途上で、伸びしろのある馬です。今後の予定はオーナーサイドが決めるけど、まずは少し休ませるつもり。その後は英インターナショナルS(8月19日、ヨーク芝2050メートル)や愛チャンピオンS(9月12日、レパーズタウン芝2000メートル)が視野に入ってくるでしょう。私たちは常に彼を高く評価していました。彼がこれまでに見せた走りは全て特別なものでしたが、まだ底を見せていないと感じています。改善の余地があり、品格もあり、レースが大好き。本当に素晴らしい馬です」と期待を寄せた。

 共同オーナーのデリック・スミス氏は「まずは今日の勝利を喜びたい。最後はしっかり伸びて、いいパフォーマンスを見せてくれました」と人馬を称え「距離は1マイル半(約2400メートル)でも彼の守備範囲でしょう。じっくり考えて今後のプランを決めたいと思います」と先を見据えた。

 2着アボーイネームドスージー(牡3、父スタースパングルドバナー)は前走仏ダービー4着馬。エイダン・オブライエン師の次男ドナカ・オブライエン師(27)が管理している。「オイシン(マーフィー)が完璧に乗ってくれて、素晴らしい走り。非常に満足しています。ただ、勝ち馬が怪物でした」と自身の管理馬をねぎらい、勝者を称えた。

 結果を受けて欧州の大手ブックメーカーはコンスティテューションリバーの凱旋門賞(G1、10月4日、パリロンシャン芝2400メートル)オッズを上方修正。英bet365社は2番人気の9倍に手直しした。昨年の凱旋門賞馬ダリズ(牡4=仏F・グラファール、父シーザスターズ)が1番人気となっている。

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