【クイーンS】エリカエクスプレス完璧リハ 心身ともに成熟期に突入

2026年7月30日 05:10

函館競馬場ウッドコースで追い切ったエリカエクスプレス(撮影・千葉茂) 

 札幌メインの牝馬重賞「第74回クイーンS」は快足エリカエクスプレスが滞在する函館競馬場で好調をアピールした。

 これが完全体だ!4歳牝馬エリカエクスプレスが精神面の成長を見せつけた。泉谷(レースは武豊)を背にWコース単走で終始、リズムのいい走りを披露。4F58秒7~1F13秒5(馬なり)とゆったりした時計でも力みは一切ない。最後の直線も小気味いいフットワークで軽やかに駆け抜け、完璧な最終リハを終えた。

 普段から調教にまたがっている泉谷の顔も晴れやかだ。「先週しっかりやっている(栗東CWコースで6F78秒5~1F11秒1)ので、今日はリズム重視で。京成杯AH(11着)の時は追い切りでかなり引っかかっていたけど、それがかなりなくなってきた。気持ちと体がかみ合ってきて、いい意味で余裕がある」とうなずいた。

 昨年1月のフェアリーS以来、8戦ぶりの勝利へ。以前はスピードを前面に押し出す競馬でもろさも同居していたが、近走は折り合い面に進境。道中で我慢が利くようになったことで、前走・ヴィクトリアM4着など大崩れがなくなった。植山厩務員は「フェアリーSの時とは違い、先週は折り合って(6F)78秒台を出せていた。成長できている。変な力みもなく、いい精神状態で向かえそう」と胸を張った。

 心身ともに成熟期に突入し、欲しいのは勝利の二文字だ。同厩務員は「小回りは凄く合っていると思う。あとは内枠を引きたい。まだ2つしか勝てていないので、何とか勝たせてあげたい」と力を込めた。開幕2週目の奇麗な馬場は大きなアドバンテージとなる。名手・武豊を背に、“超特急”の逃走劇で2つ目の重賞タイトルをつかむか。

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