田中博師 フランスで味わった悔しさ米国で晴らす フィンガーが米G1パシフィックC挑戦へ
2026年8月21日 05:24 【競馬人生劇場・平松さとし】16日にフランスのドーヴィル競馬場で行われたジャックルマロワ賞(G1)に挑んだシックスペンス。安田記念の覇者として大きな期待を背負っての海外初挑戦だったが、結果はまさかの10着。思わぬ大敗となった。
レース翌日、失意の田中博康調教師とシャンティイまで車で移動。その道すがら敗因について語り合った。
重量か、直線コースか、手前を替えなかったことか、はたまた輸送が直前過ぎたのか?
さまざまな意見を出し合ったが、何を話しても最終的には「それにしても、あんなに負ける馬ではありません」と言い、自らを責める言葉に行き着いた。
そんな悔しさが冷めやらぬ中、今週末、同じ田中博康厩舎のフィンガーが、今度は米国でレースに臨む。現地時間22日、デルマー競馬場で行われるパシフィッククラシック(G1、ダート2000メートル)だ。
羽田盃、東京ダービー(共にJpn1)を連勝し、3歳ダート2冠馬となったフィンガーだが、海外遠征はもちろんこれが初めてとなる。フランスから直接米国へ移動し、18日にはカリフォルニアに到着。翌19日早朝にはデルマー競馬場へ向かい、フィンガーの様子を見守った田中博師は、次のように語った。
「しっかり乗り込めているので、状態は良さそうです」
モンマスCで10馬身以上の差をつけて圧勝したナイツブリッジや、ハリウッドGCで2着に9馬身半差をつけて勝ったフォージドスティール、フォーエバーヤングを破ってドバイWCを勝ったヒットショーなど、強敵もそろい、楽な競馬にはならないだろう。果たしてフランスで味わった悔しさを、米国で晴らすことができるだろうか。私も同じように移動してきただけに、現地から朗報をお届けできればと願っている。
なお、鞍上は戸崎圭太騎手で、枠順は11頭立ての3番。現地時間22日、日本時間23日朝にスタートが切られる。(フリーライター)
