【スプリンターズS】フリッカージャブ 夏の上がり馬が貫禄たっぷり4F53秒5「指示通り走ってくれた」

2026年9月24日 05:30

坂路を単走で追い切るフリッカージャブ

 3連勝中のフリッカージャブは勢いを感じさせるダイナミックな動き。坂路を馬なりのまま加速ラップで駆け上がり、4F53秒5~1F12秒0をマークした。西園師は「53、54秒ぐらいで、しまい少し気合つけるという形。指示通り走ってくれましたし、いつものフリッカージャブらしい、いい動きができていた」と好調ぶりに目を細めた。

 充実度はG1メンバーに入っても引けを取らない。3走前の鞍馬Sは1分6秒4のコースレコードで勝ち、北九州記念→セントウルSとサマースプリントシリーズの重賞を連勝。前走はハナを切ったピューロマジックがハイペースで飛ばす中、2番手から抜け出して快勝。直線で迫ったG1馬ママコチャも封じて実力を証明した。「好スタートを決め、行きたい馬を行かせてしっかり我慢できた。直線で抜け出し、かなりいい内容」と手応えを口にする。

 今年に入り馬体重は500キロを超え、デビュー当初から40キロ近く増えた。全身に筋肉が浮き上がり、スプリンターらしい体形に進化している。「気温の上昇とともに体調も上げてきて、体も大きくなった。いい形で成長できていると思う」。中山は2月のオーシャンS6着以来となるが、「(当時は)外枠から勝ちに行く競馬をして0秒3しか差がなかった。コースについて特に心配することはない」ときっぱり。「スタートダッシュの良さとスピードのあるところが武器。今回もいい位置につけて競馬ができれば」と思い描く。

 36歳の西園師が勝てば平成生まれ初のG1トレーナーとなる。厩舎にとって重賞初制覇をもたらした一頭を特別な思いで送り出す。「思い入れのある馬で、この馬と一緒にG1に挑戦できることはうれしいこと」と指揮官。G3、G2を勝ち、そしてG1へ。スプリント界の新星が自慢のスピードを発揮して、ビッグタイトルを狙う。

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