【凱旋門賞】メイショウタバルと挑む武豊「つながり感じる」 幼なじみ石橋師とタッグ「競馬って面白い」
2026年9月28日 05:30 さあ、凱旋門賞ウイーク!フランス伝統の一戦「第105回凱旋門賞」が6日後に迫った。日本調教馬は1969年のスピードシンボリから延べ38頭が挑戦し、2着(4回)が最高着順。今年は日本から2頭が遠征する。宝塚記念を連覇したメイショウタバルは武豊(57)とのコンビで挑む。競馬界のレジェンドが、自身12度目のチャレンジを前に胸の内を語った。(聞き手・田村 達人)
――メイショウタバルとのコンビで凱旋門賞を意識したのはいつから?
「去年の宝塚記念を勝った後に選択肢の一つとして秋は国内か、凱旋門賞かという話は出ましたけど、先代の松本好雄オーナーが“今年(25年)は国内で天皇賞・秋、有馬記念。来年は凱旋門賞に行きたいな”と話していたので、僕も行けたらいいなと思っていました。(先代と)タバルの話をしたのは、それが最後でした」
――前走の宝塚記念は2番手から抜け出し、史上3頭目の連覇を達成。レース前にはゲリラ豪雨があった。
「(あの雨は)不思議だなと思いますよ。パドックまでは降らず、レースが終わった時には、やんでいたので。あの形になっても力を出せるのが分かって、安心感がひとつ増えた」
――昨年、同馬の印象についてはホームランバッターと語っていたが、今は?
「今も(その印象は)あるけど、去年よりコントロールが利くようになっている。打率も少し上がってきていると思う(笑い)。春の2戦は強さを感じているので、去年より充実しているかも」
――馬名は熊本県の田原坂(たばるざか)が由来。今月9日には熊本地震で被災した熊本県八代市の避難所を訪問した。
「声をかけられた中で一番多かったのが“凱旋門賞、頑張ってください”でした。ファンの方々に浸透しているというか、皆さんが応援してくれていると感じた。タバルといえば熊本なので」
――凱旋門賞は初めて挑戦した94年ホワイトマズル(6着)から今回で12回目。日本馬とは7回目のコンビとなる。
「外国馬でも、もちろん勝ちたいけど、チームという意味では日本馬で出る時の方が応援を感じます。今回、日本のジョッキーは僕だけなので。少し寂しい(笑い)」
――幼なじみでもある石橋師とのタッグで挑む。
「僕の兄と同級生で、ずっと子供の時から一緒に乗馬に行ったり、競馬を見たりしていた。石橋さんと凱旋門賞に挑めるなんて……競馬って、面白いね。それがメイショウの馬で、三嶋牧場の生産馬ですから。つながりを感じる馬ですね」
――パリロンシャンの馬場への対応については?
「競馬ファンなら分かると思うけど、道悪がうまい馬。ヨーロッパの秋は雨も多いし力の要る馬場になりやすいけど、そういう意味ではあまり気にしなくてもいい」
――最後に意気込みを。
「昨年のドバイからコンビを組ませてもらって、人とのつながりを感じる馬。自分がこの年齢になって、凱旋門賞に連れて行ってくれる。ありがたいと思いますし、特別ですね。モチベーションでいうと、凱旋門賞は凄く大きな目標。そろそろ勝ちたいですね」
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