東から本音 プライド初遠征も“勝算”
2008年11月19日 06:00 【東西ドキュメント 美浦18日】マイルCSでは富士S2着のリザーブカードが早々と栗東入りしているが、“栗東効果”を常々説く関東の第一人者といえば、国枝師だろう。栗東遠征も過去に多数。赤松賞(16日、東京)で2勝目を挙げたダノンベルベールを19日、さっそく移動。阪神JF(12月14日)を目指すという。
ところで、美浦に居残っている国枝厩舎のサイレントプライドは?小田は応援のつもりで切り出した。「マイルCSはこの10年間、関東馬が強いんですよね。6勝4敗…」。その瞬間、国枝師の目がキラッと輝いた。「1200メートルからマイルぐらいまでだと、美浦の短い坂路(計測距離は同じ)で問題ないんだ。スタミナはともかく、スピードはこの坂路でも鍛えられる」。なるほど…。説得力ある解説に、小田はプライドが初の関西遠征をクリアするシーンを思い描いていた。