【札幌記念】ランベリ誰にも譲れない夏

2009年8月19日 06:00

 ミヤビランベリは福島・七夕賞を快勝後、直接、函館競馬場に入厩した。それから約1カ月、順調に調整を進めてきた。奥厩務員が笑顔で語る。「ホント順調にきている。日曜(16日)の追い切りでも反応が良すぎるぐらい。函館は過ごしやすい気候だし、体調は整っている。昨年は夏バテしたからね」。昨年、七夕賞を制した後は小倉記念→新潟記念と転戦。見事サマー2000シリーズチャンピオンに輝いたが、その代償も大きかった。秋競馬は全休。復帰は今年1月の中山金杯までズレ込んだ。今年は定量戦のここ1本の調整だ。「ジョッキー(福永)も小倉で1回乗って(小倉大賞典3着)馬の性格をつかんでくれているので心配ない。時計の掛かる洋芝も、この馬にはプラスになるんじゃないかと思っている」(奥厩務員)。サマーシリーズ連覇へ準備は万端だ。

 ◆サマー2000シリーズの行方 5戦中4戦がハンデ戦で得点が分散する傾向。過去3年の王者は06年スウィフトカレント(13点)、07年ユメノシルシ(14点)、08年ミヤビランベリ(13点)だった。シリーズ制覇の権利は1勝以上、13点以上。すでに1勝を挙げ、得点の高いG2に出走するミヤビランベリとサクラオリオンは有利な立場にある。ここで上位に好走すれば、総額5000万円のボーナスが目前に。

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2009年8月19日のニュース