【福島牝馬S】桜の女王レジネッタ2年ぶり復活V
2010年4月25日 06:00 福島競馬場で行われた「第7回福島牝馬S」は、中団を追走したレジネッタが差し切りV。08年桜花賞以来、丸2年ぶりの勝利となった。不振にあえいだ桜の女王が、ようやく桜の季節を迎えた福島で復活した。中団で十分に脚をタメて迎えた直線。先に抜け出して勝ちパターンに持ち込んだブラボーデイジーを、外から1完歩ずつ追い詰め、頭差かわしたところがゴールだった。「桜花賞も見ていたし、強い馬なのは分かっていたので、あれこれ考えず乗った。G1馬だし、これくらい走って当然」。初騎乗で役目を果たした中舘は涼しい顔で振り返った。お立ち台では「いつも前に行って他の騎手にいじめられているので、差しても勝てることをアピールできてよかった」と話し、ファンの喝采を浴びた。
次はG1の期待が高まるところだが、好事魔多し。発走前にゲート内で立ち上がったことに対し、レース後に裁決から発走調教再審査が課され、目標にしていたヴィクトリアマイル(5月16日、東京)への出走は不可能となった。
◆レジネッタ 父フレンチデピュティ 母アスペンリーフ(母の父サンデーサイレンス)牝5歳 栗東・浅見厩舎所属 馬主・(有)社台レースホース 生産者・北海道新冠町追分ファーム 戦績24戦4勝 総獲得賞金2億6820万4000円。