【天皇賞・秋】ブエナ完勝 スミヨンは後方を何度も振り返る余裕も
2010年10月31日 16:18 圧勝だった。現役最強牝馬ブエナビスタが直線早めに抜け出して優勝。馬群を抜け出してからは、初コンビとなったスミヨンが残り100メートルを過ぎて4度、5度と後方を振り返るほど余裕ある勝ちっぷりだった。
馬場状態も考慮して「中団のやや後ろの位置取りになったが、力のある馬なので心配しなかった」と道中は馬群の中団9番手からレースを進めた。先行勢が落ち着かない中で、内ラチいっぱいを通ってじっくりと末脚を温存した。最終コーナーを回って馬群に飛び込み「400メートル過ぎたあたりから」勝負をかけた。残り200メートルで完全に抜け出すと、あとは女王の独壇場だった。
歓声のシャワーを一身に受けてウィニングランを終えたフランスの名手は「直線で抜け出す時のパワーは素晴らしかった。すごい牝馬だね」と興奮冷めやらぬ様子で語った。